こんにちは、パーソナルブランドプロデューサーの宇野です。
この動画では、個人でビジネスをする人のパーソナルブランディング戦略というテーマで私が一人でビジネスをしているクライアントさんにどんな戦略を提案しているのかを解説します。
どのクライアントさんも皆、頑張っています。
なのに「成果が出ない」と悩んでいます。
私もそうでしたし、この動画を見ているあなたもそうかもしれません。
その理由は、あなたの努力が足りないわけではありません。
ただ、どこで戦っているかとどんな戦い方をしているかに、少し工夫の余地があるのかもしれません。
パーソナルブランディングというと、SNSで目立つことだったり、見た目を整えること、肩書きを盛ること…そんな表面的な印象を持ってしまいがちですが、本質はもっと地に足のついたものです。
あなたが、あなたらしく、無理なく選ばれる
その状態をつくるために、役立つ視点のひとつがランチェスター戦略です。
もともとは戦争の勝敗理論として生まれたこの考え方は、後にマーケティングや中小企業戦略にも応用されるようになりました。
そして今、個人が自分自身をブランドとして発信する時代にも、非常に実用的なヒントをくれます。
この動画では、専門用語はできるだけ使わず、あなたの現場や日常に結びつくように、ランチェスター戦略をパーソナルブランディングに落とし込んでお届けしていきます。
この動画を見て参考になったと思っていただけたらチャンネル登録と高評価をしていただけると嬉しいです。
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詳しくは、概要欄にURLを貼っておきますので、ページをご覧ください。
それでは、始めていきます。
1:強者と弱者の戦い方は違う
ランチェスター戦略の最も大切な基本は強者と弱者では、戦い方が根本的に違うということです。
例えば、大企業や著名人のようにフォロワーが何万人もいる人たちは、広く、多くの人に届けることに向いています。
でも、これからブランディングを始める個人が同じことをしようとしても、埋もれてしまってなかなか成果が出ません。
ここで大切なのは、今の自分は強者なのか、弱者なのかをきちんと見極めることです。
これは、戦略を立てるうえでの地図のスタート地点のようなものです。
弱者には弱者の戦い方があり勝ち方があるのです。
強者の真似をするのではなく弱者だからこそできるアプローチを選ぶことが、あなたがブランディングで成果を出す第一歩になります。
例えば
顧客数が少ないなら、一人ひとりと深くつながる
知名度がないなら、専門性や人柄で差別化する
フォロワーが少ないなら、小さなコミュニティで信頼を積み重ねる
広く薄くではなく、狭く深く、全員に好かれるは諦めてこの人に届けたいを貫くことが、弱者の正しい戦い方です。
2:ニッチ戦略で「選ばれる人」になる
みんなに好かれるは諦める
これは、個人がブランドを築いていくときの第一原則かもしれません。
ランチェスター戦略の基本は、弱者は局地戦に持ち込めという考え方です。
つまり、広い市場で戦うのではなく、ごく一部の狭い場所で勝ちやすい戦場を見つけることが重要なのです。
例えば、カメラマンとして発信するだけではライバルが多すぎて埋もれてしまいます。
でも
- 30代女性のプロフィール写真に特化したカメラマン
- 1歳の子どもと家族写真を専門に撮るカメラマン
このように打ち出すと、競合の数は一気に減り「この人にお願いしたい」と選ばれる可能性が高まります。
このとき意識したいのは、自分の過去の経験や届けたいターゲット像です。
- 自分が過去に困ったこと
- 共感できる人の悩み
- 自分が努力せずに語れる分野
これらを掛け合わせると、自分にしかできないポジションが見えてきます。
実際にクライアントワークで成果を出している人たちは、ほぼ例外なくニッチ戦略を意識しています。
大手企業と正面からぶつからず、むしろ大手には絶対できない対応を強みにしています。
だからこそ、市場が小さいかもと思っても、まずは一点突破を目指して小さく始めてみることが、ブランディング成功の第一歩なのです。
3:一点突破“独自ポジション”を築く
ニッチを見つけたら、次はその分野で圧倒的な存在(No.1)になることが求められます。
ここで活用したいのが、一点突破主義です。
ランチェスター戦略では、兵力の分散は弱者にとって致命的であると説きます。
同じ戦力でも、集中させれば相手を圧倒できる
この考え方は個人にも通用します。
例えば「マーケティングも動画編集もデザインもできます!」と幅広く打ち出すより「リール動画専門の編集者」として集中した方が、特定のニーズに刺さりやすくなります。
結果的に「まずはあの人に相談してみよう」と思われる存在になれます。
一点突破のためには…
ひとつのテーマに絞る勇気
怖いかもしれませんが、最初は断る勇気が必要です。
逆に断れるからこそ、その領域での専門性が際立ちます。
深堀りと継続発信
ニッチなテーマであっても、発信を繰り返すことで「その道のプロ」として認識されます。
実績や証拠の積み上げ
クライアントの声や数字、具体的な成果などを可視化して示すことで、信頼が高まります。
この3つの要素が大切になります。
例えば…
「40代女性の婚活用プロフィール写真に特化したフォトグラファー」がいたとして、その人が実際に「撮影後3ヶ月以内に成婚したカップルが○組います」と伝えられたら、他のカメラマンとはまったく違う“実力”が伝わりますよね。
このように、あなたが選んだニッチなフィールドで、まずは一つの実績を積み、深く掘り下げていく
それこそが、あなたを選ばれる個人に育てる方法です。
4:強みを言語化して“武器”にする
一点突破を狙うためには「何に特化するか」を明確にしなければなりません。
その鍵を握るのが、自分の強みです。
ただし、ここでいう強みとは得意なことだけではありません。
多くの人が「強みがわかりません」と言いますが、それは比較対象が外にあるからかもしれません。
誰かと比べて目立たないと強みだと思えないのです。
でも本来、強みとは自分にとっては当たり前だけど、他人にとってはありがたいことです。
つまり、自分では気づかない無意識の強みこそが、最大の武器になります。
例えば…
- 人の話を丁寧に聞くのが自然にできる
- 文章の構成を整えるのが好き
- 細かいスケジュール管理が苦にならない
こうした資質は、一見すると特別ではないかもしれませんが、他の人にとっては「ぜひお願いしたい」と思わせるポイントになります。
強みを見つけるためには、私が配布している「自分の強みや価値観を発見するワークショップ」の動画やワークシートがおすすめです。
公式LINEにご登録するとすぐに見ることができますので、ぜひ動画を見ながらワークをして「強み」を見つけてください。
そして、強みを言葉や文章にして発信することが重要です。
例えば「気配りが得意」と漠然と言うのではなく「撮影現場で緊張しているお客様の気持ちをほぐす声かけが得意です」といった具合に、具体的なエピソードに変換して伝えることで、信頼感が高まります。
強みは、自分の自然体と重なるほどブレない軸になります。
それを明確に言語化し発信することで、あなたのブランドは深みと説得力を増していきます。
5:“あの人”になる
パーソナルブランディングにおいて大事なのは有名になることではありません。
むしろ、限られた相手にとって「あの人じゃなきゃ困る」と思われることの方が、はるかに価値があります。
「誰に向けて」「どんな価値を提供しているのか」が明確であれば、フォロワーの数や見た目の影響力が小さくても、仕事に繋がる確率は格段に高まります。
例えば…
子育て中の30代ママに向けた時間管理術を教えるコーチがいたとします。
フォロワーは300人しかいないかもしれませんが、その300人がターゲットに刺さっていれば、月に数名から確実に依頼がくる状況を作れます。
影響力の大きさよりも、必要な人に必要な価値を届けているかが本当の意味でのブランド力なのです。
6:信頼構築と受注の仕組みを作る
強みや独自のポジションを打ち出した後に必要なのは「どうやって信頼を積み上げ、仕事につなげていくか」というフェーズです。
ランチェスター戦略では、ここを継続戦と考えます。
一度勝てば終わりではなく、小さな接点や丁寧な発信を重ねながら、信頼という名の補給線を築いていく必要があります。
信頼=頻度×一貫性×誠実さ
で築かれます。
個人がブランドとして信頼を得るには、突き抜けた影響力よりも「ちゃんとしてる人だな」と思われることが大事です。
- 発信が定期的である(頻度)
- 主張や軸がブレていない(一貫性)
- 自分の経験や等身大の想いを込めている(誠実さ)
この3つが揃ってくると、面識のない人でも「この人、信頼できそう」と感じてもらえるようになります。
仕事の受注に繋げるには「この人にお願いしたい」と自然に思わせることが大切です。
そのために有効なのが発信です。
例えば…
- よくある失敗とその回避法を発信する
- 過去の実績や裏話をストーリーで共有する
- クライアントの声や事例を紹介する
こうした内容は「売り込み感」を出さずに価値を届けられるため、受け手も構えずに読みやすいのが特徴です。
さらに、「◯◯な人には向きません」といった断りの一言を添えると、逆に刺さる人の心には響きやすくなります。
しかし、信頼を築いても仕事につながらない…という方がいます。
意外と抜けている方が多いのですが、受注の導線がなければ仕事には繋がりません。
ここで大事なのは、相手が行動しやすいステップを設計しておくことです。
- プロフィールに「お問い合わせはこちら」と明記する
- 無料相談や体験セッションの入口をつくる
- 定期的に募集を告知する
このように見込み客がスムーズに行動できる流れを作っておくことで、こちらから営業をかけずとも仕事が舞い込む状態ができていきます。
7:“ファン化”と紹介の連鎖を生み出す仕組み
信頼を得て、最初の受注ができた…それで終わりではありません。
むしろここからが本当の勝負です。
リピートと紹介…この2つを仕組みにしてしまえば、あなたのビジネスは安定し、さらに自然と拡大していきます。
このステージでは、狭く深く関係を育てていくことが重要になります。
人は「またお願いしたい」と思うとき、そこには期待以上の体験があるものです。
これは決して大げさなことではありません。
例えば…
- 事前準備が丁寧で安心できた
- コミュニケーションがスムーズだった
- 納品時にお礼やおまけがあった
こうした「ちょっと嬉しい体験」が、あなたをまた頼みたい人にします。
商品やサービスの価値だけでなく「人として信頼できる・好きだ」と思ってもらえる関係性がリピートを生む鍵となります。
また「紹介してください」と言わなくても、自然と紹介が増える人には特徴があります。
それは、
- わかりやすい専門性がある
- 一貫して価値提供している
- 人柄や思いに共感が持てる
この3つの条件を満たしている人です。
紹介というのは「この人なら大丈夫」と自分の信頼を乗せて他者に勧める行為です。
だからこそ、売上よりも信頼を優先する姿勢が問われます。
例えば…
- 案件の大小で態度を変えない
- 相手の要望に真摯に向き合う
- できないことを無理に請け負わない
そうした姿勢が「この人なら誰かに紹介したい」と思わせるます。
紹介は偶然の産物と思われがちですが、実はある程度仕組み化できます。
例えば
- 納品後に「ご紹介歓迎です」とひと言添える
- 「こんな方がいたらご紹介ください」と定期的に伝える
- 紹介してくれた方への御礼(特典)を用意する
これだけでも、自然な流れで紹介が生まれるようになっていきます。
8:実績を見せて“小さな市場でNo.1”になる
信頼、リピート、紹介が生まれはじめたら、次にやるべきことは見える実績を積極的に提示していくことです。
ランチェスター戦略において、局地戦で1位を取ることが何より強いとされるのは「その領域ではこの人しかいない」というポジションがつくれるからです。
では、小さな市場でNo.1になるための実績づくりと発信のコツを紹介します。
1:「実績は語る」けれど、語らなければ伝わらない
多くの人が「まだ実績がないから発信できない」と感じています。
でも実は、実績とは「どれだけすごいか」よりも「どれだけ伝え方が上手いか」で印象が大きく変わります。
例えば…
- クライアントの声をビフォー・アフター形式で紹介
- プロセスを図解して「どうやって成功したか」を伝える
- 小さな成果でも「○○に初挑戦しました」とストーリーで語る
こうした工夫で、今ある実績を価値ある証拠に変えることができるのです。
2:「私はこれで勝ってます」と堂々と言う
実績を見せるときのコツは「テーマを絞って、自信を持って伝える」ことです。
例えば…
- 「30代女性の副業スタート支援に特化しています」
- 「経営者のYouTube立ち上げ支援なら実績10件以上」
こうした尖りを持たせると、相手の印象に残りやすく「この分野ではこの人」と覚えてもらえます。
さらにそのテーマにおいて誰よりも考え抜いている姿勢があれば、自然と市場での存在感が高まっていきます。
3:発信=“実績の棚卸し”でもある
実績発信は、単なる自己アピールではありません。
むしろ、自分の成長を見つめ直し、次の戦い方を定めるための戦略の整理でもあるのです。
なので…
- どんな人と組んだときに喜ばれたか?
- どんな内容だと得意を発揮できたか?
- どの発信に反応が集まったか?
これらを振り返りながら、次なる一点突破の種を見つけていきます。
語れる実績”を重ね、選ばれる発信に変えていく
これが「小さな市場でNo.1」になるための王道なのです。
9:ブランドを仕組みに変える集客とサービス設計
実績を重ねて信頼を得ていくなかで、次に考えるべきは持続可能なブランドの仕組み化です。
個人の働き方は自由である一方、行き当たりばったりでは長く続きません。
ここからは、選ばれる状態を自動的に維持するための「集客の仕組み」と「サービス設計」について考えていきましょう。
集客は「接点を作る仕組み」づくり
ランチェスター戦略では、接近戦・局地戦が基本です。
だからこそ…
- SNSやブログで定期的な発信を続ける
- 無料相談やセミナーなど体験の機会を用意する
- 紹介・口コミが生まれる導線を設計しておく
無差別に拡散するよりも濃い接点を戦略的に作る方が効果的です。
発信のテーマは「誰に」「何を」「どんな価値として」届けるかを一貫させるのがポイントです。
例えば「副業スタートに悩む30代女性向け」に絞ることで、発信の精度と共感率が一気に高まります。
サービス設計は「受け皿づくり」
集客と同じくらい重要なのが「どのような形で価値提供するか」というサービス設計です。
サービスは3層構造で考えると、非常に整理しやすくなります。
- 無料コンテンツ(認知と信頼)
SNS、メルマガ、YouTubeなど - 入り口商品(最初の関係構築)
お試しコンサル、セミナー、限定動画、PDF教材など - 本命商品(継続・本格支援)
コンサル、講座、プロジェクト受注など
この構造をもとに「どの層の人に、どのサービスを、どう案内するか?」という導線を設計すれば、無理なく売上と信頼が積み重なっていくようになります。
小さな改善を重ねて、仕組みを強くしていく
仕組み化のポイントは、最初から完璧を目指さないことです。
実際に動かしながら改善し、徐々に強い仕組みに育てていくのが現実的であり、長期的にも強い道です。
- SNSのフォーマットを試行錯誤しながら定着させる
- ヒアリングを重ねてサービス内容を磨いていく
- 顧客の声を元に新しい導線を加える
こうした小さなPDCA(計画→実行→振り返り→改善)を続けることが「継続的に売れ続ける個人ブランド」の土台となります。
10:ブランドを“波及させる”拡大戦略
ブランドと仕組みが整ってきたら、次に目指すべきは「波及力のある人になること」です。
これは、単に有名になることではありません。
あなたの想いや提供している価値が、より多くの人に届き、共鳴を生むようになることが拡大戦略の本質です。
拡大戦略は「影響力の多層化」
あなたの発信を見て、最初に共鳴するのは“小さな市場”の人たちです。
でも彼らが他の人に話すことで、次の層、さらにその次の層へと広がっていきます。
そのために必要なのは…
- 「語りたくなる」ストーリー性
- 「紹介したくなる」価値提供
- 「共感したくなる」人柄と一貫性
例えば、自分の過去の葛藤や失敗をストーリーとして語ると、相手は自分と同じだと感じやすくなります。
それが紹介やシェアのきっかけになります。
コミュニティ戦略で「支持層」をつくる
波及の力を加速させるには、自分のことを応援してくれる人を明確にし、関係性を深めていくことが欠かせません。
具体的な取り組みとしては
- クローズドなオンラインコミュニティをつくる
- OB・OG限定のサロンやグループをつくる
- ファンとの双方向の関係を育てる
一人で発信するのではなく「みんなで育てるブランド」という形にしていくと、自分の影響力が倍々に広がっていきます。
まとめ
はい、いかがでしたでしょうか?
この動画では、個人でビジネスをする人のパーソナルブランディング戦略というテーマで私が一人でビジネスをしているクライアントさんにどんな戦略を提案しているのかを解説しました。
まだこれは一部ですが…
あなたが強者である必要はありません。
むしろ、今は無名で実績も少ないという状態のほうが「戦略が活きる」瞬間です。
強者が力で押し切るなら、私たち弱者は「選択と集中」で戦う…
それこそが、この時代を生き抜く最適解です。
パーソナルブランディングは、何も自分を盛ることではありません。
あなたが本当に届けたい価値を、必要としてくれる人に、ちゃんと届くようにする
そのための見せ方と伝え方を整えることです。
そしてそのすべての根っこには、あなた自身の信念があります。
あなたが「なぜそれをやるのか」を語れること。
あなたが「その道でどう貢献したいか」を選び抜けること。
その誠実さこそが大切だと私は思っています。
まずは、小さな市場、小さな影響力、少数のファンからから始めましょう。
やがてその小さな一歩が、人生を変え、他者の人生にも連鎖していく力を持つようになります。
この動画が、あなたの「戦う場所」や「戦い方」の参考となり、そこで輝くきっかけになれば幸いです。
この動画を見て参考になったと思っていただけたらチャンネル登録と高評価をしていただけると嬉しいです。
また、公式ラインに登録すると「自分の強みや価値観を発見するワークショップ」の動画やワークシートを無料で受け取ることができます。
詳しくは、概要欄にURLを貼っておきますので、ページをご覧ください。
この動画は以上です。
それではまた次回!