こんにちは、パーソナルブランドプロデューサーの宇野です。
この動画では、パーソナルブランディングにおける見た目の重要性と戦略というテーマでお話ししていきます。
パーソナルブランディングとは?と質問すると、第一に見た目と答える方が多くいます。
発信力や肩書き、実績、ストーリーテリングなどと同じくらい、あるいはそれ以上に強力な影響力を持っているのが見た目です。
パーソナルブランディングにおける見た目の重要性、戦略、具体的な改善ポイント、性別や業種別の考え方、そして自分らしさとのバランスの取り方について詳しく解説していきます。
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それでは、始めていきます。
1:なぜ見た目がブランディングに影響するのか?
私たちは出会って1秒かからずに相手の印象を無意識に判断していると言われています。
これは心理学的にも実証されていて、視覚情報は信頼や好感に大きく影響します。
メラビアンの法則というのを聞いたことがありますでしょうか?
これは、第一印象の法則とも言われ、コミュニケーションにおける情報伝達の割合を指す法則です。
視覚情報が55%、聴覚情報が38%、言語情報が7%を占めるとされています。
つまり、人は相手の見た目(視覚情報)で半分以上の印象を形成する傾向があるということです。
人の紹介や交流会で「はじめまして」の人と挨拶を交わす前、目にした瞬間に印象が55%決まるということです。
これは、ご自身の経験からも何となくイメージできると思います。
動画を通して、私のことを初めて見た時も、話し始める前の段階で「この人はきっとこういう人だ」と印象づけしていると思います。
人はよく「見た目で判断するな!中身を見ろ!」と言いますが、誰もが最初は「見た目で判断するのは当然のこと」なのです。
なので、どれだけ素晴らしい発言をしていても素晴らしい文章を書いても、見た目に違和感があると説得力が薄れてしまうということでもあります。
ブランディングにおいて、見た目は無言の発信とも言われます。
つまり、見た目は一つのコンテンツだと言えるのです。
2:見た目を構成する6つの要素
パーソナルブランディングでは、見た目を構成するのは
- ファッション(服装)
- ヘアスタイル
- メイク(男女問わず肌・顔の清潔感)
- 姿勢・立ち居振る舞い
- 表情・アイコンタクト
- カラー
これら6つの要素がポイントとなります。
1:ファッション(服装)
まずはファッションです。
これは、
- あなたが何者なのか
- ターゲットが誰なのか
- どのように印象づけしたいのか
などによって違ってきますので、こういう服装にしろ!とは一概に言えないのですが…一般的には「スーツ=社会人の正装」というイメージがあります。
黒や紺、グレーのスーツをキッチリ着てネクタイをビシッと締めているだけで「ちゃんとしている人」という印象を持ちます。
また、ダブルのスーツだと重役感が出ますが、若い人が着ていると違和感を感じます。
白や赤のスーツだとファッション関係の人とか派手な人といったイメージになります。
ネクタイを締めていないと、少しカジュアルになりますし…スーツの下のシャツがYシャツなのかTシャツなのかでも印象が変わりますし、シャツの色でも違う印象になります。
このように、スーツという服装でも違う印象を与えることができます。
他にも…「白衣=医者」というイメージが植え付けられています。
白衣を着ている人を見ると、その瞬間に「あの人はきっと医者だろう」と思いますよね?
また、警察官や消防士のように「制服」を着ていると一瞬でその人の職業をイメージできます。
ブランディングにおいて、ファッションにかける費用はコストではなく投資という考えです。
見栄を張って高級ブランドを購入するのではなく、自分にフィットしかつ目的に合った選択が重要です。
2:ヘアスタイル
髪型も印象に大きく関わります。
これもファッション同様に
- あなたが何者なのか
- ターゲットが誰なのか
- どのように印象づけしたいのか
などによって違ってきますので、こういう髪型にしろ!とは一概に言えないのですが…昭和の時代、私が生まれた頃、女性の間では松田聖子の髪型「聖子ちゃんカット」が流行ったらしいです。
男性では、サラリーマンといえば「7,3にキッチリわけた髪型」が大多数でした。
こういった時代遅れのスタイルは古い価値観と受け取られることもあります。
日本でサッカーワールドカップが開催された時、私は大学生だったのですが、その頃からベッカムの髪型を真似たソフトモヒカンが流行りました。
大学のキャンパスはソフトモヒカンの男性ばかりになっていました。
時代の最先端の髪型にすると、流行りに敏感だと思われる一方で「流されやすい人」「自分の意志がない人」というネガティブな印象を持つ人もいます。
3:メイク(男女問わず肌・顔の清潔感)
お前が言うな!と言われそうですが…男女問わず肌や顔の清潔感は大切になります。
自分でできる限りのスキンケアや眉の手入れははやるようにしましょう。
また、メイクでも印象は大きく変わってきます。
4: 姿勢・立ち居振る舞い
自分では、意外と見落としがちですが「姿勢や立ち振る舞い」も大切になります。
猫背、そわそわした動きは、魅力を損ねます。
胸を張り、堂々とした動きだけでも自信を感じ信頼につながります。
また、歩き方でも印象が変わってきます。
体を左右に揺らして歩く人や靴をひきづるように歩く人は、だらしなく感じます。
姿勢良くキビキビと歩く人を見ると「仕事ができそうな人だなぁ」と感じます。
ゆっくりどっしりと歩く人を見ると「落ち着いていてみなぎる自信」を感じます。
5:表情・アイコンタクト
よく自分の笑顔が嫌いという方がいるのですが…
大抵の場合、それは自分だけが感じていることです。
どんな人であっても、自然な笑顔は素敵です。
勿論、明らかに作られた笑顔は「不気味さ」「気持ち悪さ」を感じます。
なので、無理に笑顔を作ろうとはせず大袈裟にならないように自然に喜怒哀楽の感情を出すことを意識すると良いです。
無表情では感情が伝わらず、相手に壁を作ってしまいますので、自然な笑顔とアイコンタクトは好印象の鍵です。
感情を表情に出すのが苦手という方は、普段は我慢せずに感情表現を少し大袈裟にすることをおすすめします。
そうすることで、人前では自然な感情を表現できるようになってきます。
6:カラー
自分のパーソナルカラー、ブランドカラーを見た目に取り入れることも効果的です。
例えば「常に赤いメガネをかける」とか「金髪にする」「青いインナーカラーを入れる」「赤いネクタイを締める」「Appleのジョブズのように黒い服しか着ない」とか…
こうすることで印象を強め、一貫性のあるブランドイメージを作れます。
少しビジュアルとは違うのですが…
先月、渋谷の交差点を渡っている時、ふと懐かしい香りがしました。
その瞬間、私の頭の中は何の香りだ…と過去を思い出そうとしました。
そして、数年前まで付き合っていたいた人がつけていた香水の香りだと気づいたのです。
その間、0.5秒程。
振り返ると、全く別の女性でした。
こういったことが度々あります。
香りは過去を思い出させてくれる要素で印象に深く残りやすいです。
勿論、香水の香りが苦手という人もいますし、気持ち悪くなるほど付けている人もいるので注意しなければなりませんが…
自分の印象にあった香りをつけるのも効果的だと覚えておいてください。
香水だけではなく、柔軟剤の香りやシャンプーの香りなど自然な香りで印象を残すこともできます。
3:見た目を改善するステップ
それでは「あなたが持たれたい印象」と「人があなたを見てイメージする印象」を合わせる方法を解説していきます。
1:自己分析(自分のブランドイメージを言語化)
毎回、同じことになってしまいますが、最初に自分を知ることが大切になってきます。
自分を棚卸して自分を知ることから始めます。
自分の強みや大切にしている価値観を理解していないと…
- どんな印象を持たれたいか?
- どんな属性の人に信頼されたいか?
- 競合とどう差別化したいか?
これらを明確にすることはできません。
これに関しては、ワークをやるのが一番良いと思っています。
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ワークシートもダウンロードできるようになっていますので、動画を見ながら実際にやっていただきたいと思います。
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2:客観的な評価を得る
自分を知ることができたら、自分の想いだけで突き進むのではなく、必ずターゲットに近い人に聞くことが大切です。
そして、服装や髪型、プロフィール写真などはプロに任せるのが一番です。
あなたを選ぶのは、あなたではなくターゲットです。
自己満足であれば、自分の好きなような服装や髪型にして、プロフィール写真は自分で選べば良いですが…パーソナルブランディングは「○○と言えば…あなた」と他人がイメージするようにすることです。
必ず他人(ターゲット)がいることを忘れてはいけません。
4:一般的なブランディング戦略
性別や年齢によって、見た目に求められる印象や戦略は異なります。
一般的に女性の場合は、年齢を重ねるごとに「信頼感」と「柔らかさ」のバランスが重要になります。
若い頃は華やかさや可愛らしさが武器になることもありますが、30代以降は信頼感と清潔感、控えめな装いの中に自分らしさを出すことが鍵になります。
男性の場合は「カジュアルさ」と「信頼感」のバランスがポイントです。
清潔感をベースにしながら、自分の職業や立場にふさわしい服装を選ぶことで、安定感と信頼感を演出できます。
年齢を重ねるごとに「若さを演出する」のではなく「落ち着き」や「包容力」を感じさせる装いにシフトしていくことも必要です。
勿論、性別や年齢だけではなく業種によっても理想的な見た目は異なります。
例えば、コンサルタントや士業の方は、堅実さと信頼感を持たせる服装が基本ですが、堅すぎて近寄りがたくなるのも問題です。
HEROというドラマでキムタクが演じた検察はデニムを履いていました。
これはちょっと「やりすぎ感」がありますが、ジャケットの下は襟付きのシャツではなくTシャツにするなど、少しの柔らかさや親しみやすさを取り入れることで、クライアントとの距離感を縮めることができます。
講師やセミナー登壇者の場合は、動きの中でも映えるシルエットや色選びが必要です。
写真映えも考慮し、遠くから見ても印象が伝わる服装が効果的です。
クリエイターやアーティスト系の方は、個性や自由さが魅力ですが、「だらしなさ」や「雑さ」と誤解されないように、整然とした要素も取り入れることが信頼感につながります。
一般的な見た目について話しましたが…そもそも、あなたのブランドストーリーと見た目が一致していなければ、発信するメッセージに説得力が生まれません。
例えば…「ミニマムズ」を掲げている人が、派手なファッションでじゃらじゃらとたくさんのアクセサリーをつけていたら、受け手に違和感を与えてしまいます。
見た目はメッセージの一部です。
どんなストーリーを伝えたいのか、その背景にある想いや経験を踏まえて、見た目にもそれを反映させることで「この人らしい」と感じてもらえる一貫性のあるブランドが築かれます。
5:SNSプロフィール写真の戦略
今はSNS時代と言われています。
SNSのプロフィール写真は名刺以上の役割を果たします。
1秒かからずに伝わる印象が、フォローや問い合わせの有無に直結することもあります。
プロフィール写真は、プロに撮影を依頼することをおすすめします。
この時、背景、構図、色、衣装などをあらかじめ戦略的に決めて、プロと相談することが重要です。
ヘッダー画像や投稿写真とのトーンを揃えることで、全体の統一感が生まれ、ブランディングが強化されたりもします。
見た目に戦略性を持たせることは重要です。
しかし、それが「自分らしさ」を失わせてしまっては意味がありません。
「戦略的な自分らしさ」という考え方が大切です。
自分の価値観や強み、伝えたい世界観を軸にしながら、それをどう見た目で表現するかを考えると、無理のないスタイルが生まれます。
あえて崩すことで親近感を出したり、あえて整えることで信頼感を得るなど、状況に応じてバランスを取るようにしましょう。
印象操作が上手な著名人には、共通する視点があります。
例えば、
- 常に同じ色やスタイルで登場することで「覚えられる」存在になる
- 有名なアイテムを使って話題性を出す
といった工夫です。
また、一度決めたスタイルを長く維持し「期待されるイメージを裏切らない」という戦略をとって、ファンの信頼につなげています。
SNS上では、見せたい世界観を明確にし写真や動画のトーンを徹底することで、強力なブランドを築いています。
多くの人が見た目に関して犯しがちなミスがあります。
例えば
- 「清潔感」を意識するあまり「地味」になりすぎたり「無難」に走って記憶に残らない
- 「流行」を取り入れすぎて自分らしさが消える
などです。
また、自分のブランドイメージと正反対の服装をしてしまうことで、混乱を生むこともあります。
それを改善するには、ビフォー・アフターの写真を撮り、実際に周囲の反応を見て確認するのがおすすめです。
小さな修正を重ねていくことが、自然で魅力的な見た目づくりのコツです。
まずは見た目の現状をチェックすることから始めましょう。
- 清潔感があるか?
- 一貫性があるか?
- 自分らしさが伝わっているか?
といった観点から、鏡を見たり他者の意見を聞いたりして確認するようにしましょう。
まとめ
はい、いかがでしたでしょうか?
この動画では、パーソナルブランディングにおける見た目の重要性と戦略と言うテーマでお話ししてきました。
見た目を整えることは、表面的な飾りではなく、本来の自分の価値を正しく伝える手段です。
だからこそ、自分らしさを大切にしながら戦略的にデザインすることが大切です。
この動画を見て参考になったと思っていただけたらチャンネル登録と高評価をしていただけると嬉しいです。
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この動画は以上です。
それでは、また次回!