こんにちは、パーソナルブランドプロデューサーの宇野です。
この動画では「影響力をつける方法」というテーマでお話ししていきます。
影響力とは、働きかけによって人の考え方や行動に変化をもたらす力のことを言います。
この力が欲しいと思いませんか?
私たちは日々、誰かに信頼してもらいたい、選んでもらいたいという思いを抱えながら発信したり、サービスを届けたりしています。
特に、自分自身をブランドとして伝えていこうとするパーソナルブランディングでは「どうすれば自分の想いが伝わるか」「なぜこの人から買おうと思われるのか」といった問いに直面します。
こうした問いにヒントを与えてくれるのが、社会心理学者ロバート・チャルディーニが提唱した「影響力の6つの原理」です。
これは人間の意思決定に深く関係している心理的な傾向を体系的に整理したもので、営業や広告の現場だけでなく、個人の信頼構築や発信にも応用できる普遍的な考え方といえます。
この動画では、パーソナルブランディングを実践する人が日常的に意識できるように「影響力の6つの原理」をわかりやすく整理してお伝えしていきます。
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詳しくは、こちらのページをご覧ください。
それでは、始めていきます。
1:返報性
返報性…聞いたことはありますか?
これは、何かをしてもらったら「何かお返ししなきゃ…」という心理です。
このように思った経験、あなたもきっとありますよね。
この心理は、パーソナルブランディングでもとても重要な要素です。
例えば、あなたが無料で役立つ情報を発信したり、悩みに対して親身にコメントしたとき…
受け取った相手の中には「この人のサービス受けたいな」「この人のサービスを他の人にも紹介しなきゃ」と感じる人が現れます。
小さな好意の積み重ねが、信頼の土台となり結果的に返ってきます。
ただし、返報性は計算して使うと逆効果になることがあります。
「これは無料であげるけど、違う商品を買ってね」という姿勢が見え隠れすると、相手は警戒してしまいます。
大切なのは、心から「役に立てたらうれしい」というスタンスを持つこと。
その誠意が伝われば、自然と関係が深まっていきます。
無料のPDF、セミナー動画、日々の投稿など、小さな価値提供の積み重ねが、あなたへの信頼を育てていきます。
2:コミットメントと一貫性
人は一度「こうします」と口にすると、その言葉に沿った行動を取りたくなる傾向があります。
これを「一貫性の原理」と呼びます。
例えば「毎週月曜の19時に動画を公開します」と決めて公言したら、言った手前、それを守ろうという意識が働くのです。
これは発信者自身にも、見ている側にも影響を及ぼします。
読者やフォロワーも「この人は言ったことをきちんと実行しているな」と感じたとき、信頼を深めていきます。
一貫した発信テーマ、一貫した態度、サービスの一貫性。
これらはブランドとしての印象を築くために欠かせません。
また、信頼関係を築くステップとして、小さな関わりを設計することも大切です。
無料の体験会、LINE登録、SNSでのやりとりなど、まずは「少しだけ関わってみようかな」と思ってもらうことです。
小さなコミットメントが後の大きな信頼へとつながっていきます。
一貫性を武器にするには、自分の発信の軸や価値観を言語化しておくことが大切です。
「私は○○の専門家です」とか「○○な価値観を大切にしています」と言った言葉を積み重ねることが、あなたのブランディングに一貫性と信頼感をもたらします。
3:社会的証明
人は何かを判断するとき、自分一人の感覚よりも「他の人はどうしているか」に強く影響されます。
例えば、飲食店を選ぶとき、いつも行列ができているお店を見ると「きっと美味しいんだろうな」と思ってしまいます。
それが「社会的証明」の力です。
パーソナルブランディングでも、他者からの評価や実績の見せ方がとても大切になります。
例えば
- 過去のクライアントの声
- 講座の受講者数
- SNSでのシェア数
などがその役割を果たします。
「この人はすでに多くの人から支持されている」
「信頼されている実績がある」
こうした印象は、初めて出会う人にとって大きな安心材料になります。
特にオンラインでは、直接会えない分、信頼の判断材料は限られます。
そのため、他者の声や行動を上手に伝える工夫が信頼形成に直結します。
- 受講者の感想を写真つきや動画で掲載する
- 「こんな人に選ばれています」と明記する
- お客様のビフォーアフターを紹介する
こうした取り組みは、あなた自身のことをまだよく知らない人の心を動かす後押しになります。
4:好意
人は、好意を感じる相手に対して、つい協力したくなったり、お願いを聞いてあげたくなるものです。
この原理は「好意の原理」と呼ばれています。
パーソナルブランディングの文脈でいえば
- 「この人、なんか好きだな」
- 「応援したくなるな」
という感情をいかに引き出せるかが大きなカギとなります。
好意は単なる“好かれようとする努力”ではなく「相手の共感ポイントに触れること」で育まれていきます。
例えば、
- 親しみやすい言葉づかいや笑顔の写真
- 自分と似た価値観や過去を共有してくれること
- 率直で誠実な姿勢
このような要素が「好意」を生みやすいとされています。
また「完璧な人」よりも「ちょっと抜けてるけど一生懸命な人」「自分の弱さを正直に見せている人」の方が、多くの人の心に響いたりします。
SNSや動画など、あなたの“人柄”がにじみ出る場所はたくさんあります。
フォロワー数よりも「あなたという人を知ってもらう接点」を大切にすると良いでしょう。
5:権威
具合が悪い時「医者」に見てもらうと、疑わずに「そうなんだ…」と納得することが多いと思います。
人は“権威”を持つ人に対して、自然と信頼を寄せる傾向があります。
これが「権威の原理」です。
パーソナルブランディングでは「自分には権威なんてない」と感じる方も多いかもしれません。
でも、ここでいう“権威”とは「相手が安心できるだけの信頼材料を持っているか」という意味です。
例えば…
- 資格や実績、専門領域の明示
- メディアの掲載歴など
- 成功事例、数値など客観的なデータ
このような要素が信頼を補強します。
ポイントは「偉そうに見せる」ことではなく「安心して任せられる」と感じてもらうことです。
過去の経験やお客様の声なども、うまく活用することで、あなたの“信頼できる専門性”をやさしく伝えることができます。
6:希少性
- 「ここだけ」という地域限定商品
- 「限定○名」という数限定サービス
- 「今だけ割引」というタイムセール
きっと誰もが一度は、こういった言葉に反応したことがあると思います。
それは「希少性の原理」が私たちの心理に働いているからです。
人は「貴重なもの」「数が限られているもの」に価値を感じやすい傾向があります。
これを上手に活かせば、あなたのサービスや発信の価値をより明確に伝えることができます。
例えば
- 定員制・期間限定の講座にする
- 毎月の相談枠を絞る
- 数量限定の特典やプレゼントをつける
このように「いつでも買えるもの」ではなく「今このタイミングで行動する理由」を丁寧に伝えることが、相手の決断を後押ししてくれます。
ただし、これも誠実さが大前提です。
「限定」と言いながら実は常に開いている…といった不誠実な施策は、かえって信頼を損ないます。
まとめ
はい、いかがでしたでしょうか?
この動画では「影響力をつける方法」として「影響力の6つの原理」についてお話ししました。
ここまでご紹介してきた6つの影響力の原理は、いずれも「人と人との信頼をどう育てていくか」に関わる、大切な視点ばかりです。
- 返報性:まずはこちらから差し出す
- 一貫性:自分の言葉を守り、軸を持つ
- 社会的証明:他者の信頼を伝える
- 好意:人柄を出して、共感を呼ぶ
- 権威:安心できる専門性を示す
- 希少性:今ここでの価値を伝える
パーソナルブランディングは、テクニックで信頼を“演出する”ものではありません。
むしろ、自分の想いと行動が一致しているとき、人は自然とあなたに惹かれ、信頼してくれるようになります。
本当に伝えたいことがある人こそ、こうした心理的な原則を味方につけることで、その想いが必要な人に届きやすくなります。
あなたが築く信頼が、誰かの人生にあたたかい影響を与えることを応援しています。
この動画を見て参考になったと思っていただけたらチャンネル登録と高評価をしていただけると嬉しいです。
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この動画は以上です。
それでは、また次回!