【動画編集 Adobe Premiere Proの使い方】自動文字起こし機能の使い方
【動画編集 Adobe Premiere Proの使い方】自動文字起こし機能の使い方
こんにちは、宇野です。
この動画では、Adobe Premiere Proの自動文字起こし機能の使い方を解説します。
自動文字起こし機能とは、自動で音声をテキストに変換させる機能のことです。
Adobe Premiere Proには自動文字起こし機能がデフォルトで付いていて、音声をテキストに変換してくれます。
この機能がまだない時は全ての音声を字幕として表示させる際に、動画を再生させて音声を聞き、テキストを入力する…という気が遠くなる作業をひたすらやっていましたが、この自動文字起こし機能が追加されたことで作業時間が大幅に削減できるようになりましたので、ここで覚えて活用してみてください。
参考になったと思っていただけたらチャンネル登録お願いします。
それではstep-by-stepで解説していきます。
1:文字起こし
まずは、文字起こしをしていきます。
メニューバーのウィンドウからテキストをクリックします。
するとテキストパネルが表示されますので「文字起こし」を選択します。
次にここをクリックして、メニューから「静的な文字起こしを生成」をクリックします。
このようなウィンドウが表示されますので、言語を「日本語」にします。
トラック上のオーディオは「文字起こし」したい音声が入っているトラックを選択します。
今回は「オーディオトラック1」にしか音声がないので「ミックス」でも「オーディオ1」でも良いのですが「オーディオ1」にしておきます。
そして「文字起こし開始」をクリックします。
すると、文字起こしが始まります。
しばらくすると、このようになります。
2:キャプションの作成
次にキャプションの作成をしていきます。
ここをクリックしてメニューから「キャプションを作成」をクリックします。
展開して、形式はサブタイトルにします。
スタイルは後から変更できるので、とりあえず「なし」にしておきます。
1行の最大文字数は、文字の大きさによっても変わってくるのですが、15から20文字ほどにしておきます。
最短のデュレーションは、2秒か3秒にします。
キャプション間の間隔は基本的に0で大丈夫です。
行数は、とりあえず1行にしておきます。
そして「キャプションの生成」をクリックします。
すると、シーケンスのビデオトラックの上に「サブタイトル」というトラックが作られます。ここにクリップが並べられます。
3:テキスト調整
次にテキストを調整していきます。
プロパティパネルで行いますので、このテキストパネルをドラッグして、プロジェクトパネルがあるウィンドウへ移動します。
そして、こちらのウィンドウは「プロパティパネル」にし「編集」をクリックしておきます。
サブタイトルに配置されたクリップを選択して「フォント」と「サイズ」「カラー」を調整します。
テキストが間違えていても後から修正しますので、まずは「フォント」と「サイズ」「カラー」を調整します。
そして、プログラムモニターのテキスト部分を一度クリックすると、テキストの枠が表示されますので、横幅を最大に広げます。
次に「トラックスタイル」の「➕」をクリックして「スタイルを作成」をクリックします。
ご自身で分かるように名前をつけます。
ここでは仮で「字幕スタイル」としておきます。
「プロジェクトに保存」と「ローカルスタイルに保存」両方にチェックを入れ「OK」をクリックします。
すると、サブテキストのクリップ全てのフォントとサイズが先ほど決めた形になります。
次に、文字起こししたテキストの誤字を修正していきます。
サブタイトルのここをクリックしてターゲットトラックを「オン」の状態にします。青くなれば「オン」になっている状態です。こうしておくことでキーボードの上下キーで編集点に移動できるようになります。
では、テキストの修正をしていくのですが…
まとめて修正できる部分は、まとめて編集をしていきます。
例えば、読点を入れたくない場合は、テキストパネルの検索窓に「、」を入力し検索します。
すると、文字起こしされた全ての「、」が選択されるので「置き換え」をクリックして「次で置換」の検索窓に何も入力せずに「すべてを置き換え」をクリックします。
すると、全てのテキストから「、」がなくなります。
このように、まとめて修正できる言葉は、一括で修正することができます。
後は、クリップごとに確認して修正していきます。
テキストパネルの修正したいテキストがある部分をダブルクリックして、テキストを修正していきます。
テキストが長くなっていて、分けたい時は編集点を打つことで分けることができます。
すると、テキストパネルの文字も分かれるので、ここで修正していきます。
反対に細かく分けられてしまって、くっつけたい時は、2つのクリップを選択してここの「キャプションを結合」のアイコンをクリックします。
すると、2つのクリップが結合されます。
4:キャプションをグラフィックにアップグレード
最後まで修正が完了したら、キャプションをグラフィックにアップグレードしていきます。
サブタイトルトラックのクリップを全て選択し、メニューバーの「グラフィックとタイトル」の中の「キャプションをグラフィックにアップグレード」をクリックします。
すると、サブタイトルトラックのクリップが消え、ビデオトラックにエッセンシャルグラフィックスで作られたテキストに変換されます。
サブタイトルトラックは必要ないので削除しても大丈夫です。
そして、先ほど設定したテキストの幅の枠が邪魔になることがあるので、解除していきます。
テキストクリップを全て選択して、プロパティパネルのテキストの横にあるスパナのアイコンをクリックします。
すると、テキストプロパティのウインドウが表示されるので「テキストレイヤーの種類」を「ポイントテキスト」にして「OK」をクリックします。
すると、通常のテキストのようになります。
テキストが長く2行、3行になってしまっている部分を修正していきます。
区切りが良いところで改行したり、編集点を打ちクリップを分けたりします。
これを最後まで行います。
5:インアウト
次に、話し始めの音声とテキストを合わせていきます。
テキストクリップが配置されているビデオトラック以外のトラックにロックをかけます。
ここの鍵のアイコンをクリックするとロックがかかります。
そして、テキストクリップが配置されているトラックのここをクリックして「ターゲットトラック」を「オン」にします。
再生ヘッドをドラッグして、話し始めている部分に合わせます。
これを最後まで行います。
そして、部分的にカラーを変えたり、サイズを変えたりすれば、字幕が完成です。
まとめ
はい、いかがでしたでしょうか?
この動画では、Adobe Premiere Proの自動文字起こし機能の使い方を解説しました。
全ての言葉にテロップを入れる場合に、とても便利な機能ですので、ぜひ活用してみてください。
参考になったと思っていただけたらチャンネル登録と高評価をお願いします。
最後にお知らせです。
公式LINEに登録していただくと、一瞬で動画をシネマティックにする3つのパターンのLUTと、動画撮影の基礎とAdobe Premiere Proの基礎が学べる合計17本2時間46分の動画講座THE FIRST STEPを期間限定でプレゼントしております。
興味のある方は、こちらをご覧ください。
この動画は以上です。
それではまた次回!
この記事へのコメントはありません。