【動画編集 動画撮影 シネマティック】動画をシネマティックにする5つのポイント
【動画編集 動画撮影 シネマティック】動画をシネマティックにする5つのポイント
こんにちは、宇野です。
この動画では、動画をスマホで撮影している方でも動画制作を始めたばかりの初心者でも簡単にできる動画をシネマティックにする5つのポイントというテーマで解説していきます。
シネマティックというのは「映画のような」という意味になります。
どのような動画であっても「映画のようなシネマティックな動画」にすることができます。
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それでは始めていきます。
1:24fpsで書き出す
動画をシネマティックにする1つ目のポイントは、24fpsで書き出すことです。
私たちが見る映画は、基本的に24fpsで書き出されています。
一方でテレビ番組は30fpsで書き出されていて、ゲームなどは60fpsや120fpsなど高いfpsで書き出されています。
よくfpsが高ければ高いほどハイクオリティーで高画質であると勘違いしている方が多いのですが…はっきり言ってしまうと、これは間違っています。
人の目は本来高速で動くモノを見るとブレて見えます。
例えば、このように手を動かすとブレて見えます。
fpsが高ければ高いほど滑らかな映像になり、本来のブレを表現できなくなってしまうため、逆に違和感を与えてしまいます。
映画を見ると、しっかりとこのブレが表現されています。
ですので、編集する際に設定するベースフレームレートは24fpsにして書き出すようにします。
撮影する際にカメラで設定する撮影フレームレートは、ベースフレームレートと同じにするのが基本ですので24fpsに設定します。
ただし、スローモーションを適用するカットだけは、必ず撮影フレームレートを上げるようにします。
30fpsで撮影すれば、24÷30で0.8つまり80%の速度にでき…60fpsで撮影すれば、24÷60で0.4つまり40%の速度にでき…120fpsで撮影すれば、24÷120で0.2つまり20%の速度にできます。
2:2.35:1のシネマスコープ
動画をシネマティックにする2つ目のポイントは、2.35:1のシネマスコープを表現することです。
現代のテレビは、16:9のアスペクト比で作られています。
ミラーレスカメラで動画を撮る際もスマホを横にして動画を撮る際も、基本的に16:9になります。
しかし、映画は2.35:1のアスペクト比になっています。
本来は、アナモルフィックレンズといって映画を撮影する際に使われる少し特殊なレンズで撮影して横に引き伸ばし2.35:1します。
通常のレンズで撮影をする場合は16:9で撮影をして、編集で映像の上下にレターボックスと言って黒い帯を足して2.35:1のアスペクト比にします。
私たちは、この黒い帯が上下にあるだけで、当たり前のように無意識で映画と認識していることもあり黒い帯を上下に加えるだけで、どんな動画でも映画のように見えてしまうくらい強力ですので、映像の上下にレターボックスを加えるようにします。
3:構図
動画をシネマティックにする3つ目のポイントは、構図です。
動画撮影のワークショップをやっていると「何故だか自分が撮影した動画がダサくなってしまう…」という方が多くいるのですが、この原因は同じ構図で撮影していることが多いです。
例えば「歩く」という行動を撮影する時に1カットで撮ってしまっています。
「歩く」という行動を撮影する時でも、このように、あえて構図を変えて撮影をすることでシネマティックにすることができます。
本来であれば1カットで撮れるような行動でも、手間をかけて複数の構図で撮影をして繋げることでシネマティックになります。
自販機で飲み物を購入するというシーンも…
- 自販機の前に立つ
- お金を入れる
- ボタンを押す
- 飲み物が落ちてくる
- 落ちてきた飲み物を取り出す
- 自販機から離れる
このように行動を細分化して、それぞれを分けて撮影することで、このようになります。
4:音
動画をシネマティックにする4つ目のポイントは、音です。
動画は大きく分けると映像と音で構成されています。
映像に関しては、しっかりと編集をされる方が多いのですが、音に関しては、映像ほど力を入れているという方は少ないのが現状です。
BGMやサウンドエフェクトを使い臨場感を出したり雰囲気を作る演出をするなど動画をシネマティックにするには音も重要になります。
例えば、音声が必要な動画の場合は、ピンマイクを使ったり…Vlogなどで環境音を拾いたい時は、ガンマイクを使うなどします。
環境音をクリアに撮れていない場合や物足りない時などは、サウンドエフェクトを編集時に加えたりするのも効果的です。
例えば、コップに水を注ぐ音であったり、歩いている足音だったり、豊かな自然で鳥が鳴いているような音を加えることで、臨場感を出すことができます。
またBGMも雰囲気を作ったり、作品全体を盛り上げるなどの効果があり大切な要素です。
BGMを選ぶ際は、映像の雰囲気と合う物を選ぶようにします。
そして、映像の切り替わりと音楽のテンポや拍を合わせることが大切です。
これが大きくずれていると、視聴者は違和感を感じてしまい映像に集中できなくなってしまいます。
5:カラーグレーディング
動画をシネマティックにする5つ目のポイントは、カラーグレーディングです。
今は、スマホやミラーレスで動画を普通に撮影すれば、自動で鮮やかなカラーを載せてくれます。
しかし、映画は、普段目にする色ではなく独自の世界観に引き込む為に色を演出しています。
その為にLog撮影をすることをおすすめします。
Logで撮った映像は、編集することを前提にした物なので、霞がかったコントラストが低い眠たいカラーになります。
この状態で撮影しておくと、独自のカラーを表現しやすくなります。
ここから、カラーコレクションや小ラーグレーディングを行い独自のカラーにしていきます。
これは、スマホの通常のカメラアプリではできないので、スマホを使われている方はlog撮影できるアプリを利用してみてください。
もしくは、カラーグレーディング以外の4つを行うだけでもシネマティックになりますので試してみてください。
まとめ
はい、いかがでしたでしょうか?
この動画では「動画をシネマティックにする5つのポイント」を解説しました。
今回ご紹介した5つのポイント以外にも、
- カメラワーク
- 光
- グレインの追加
- ストーリーテリング
など、シネマティックにするポイントはたくさんありますが、今回ご紹介した5つはスマホで動画撮影している方でも動画制作を始めたばかりの初心者でも簡単に動画をシネマティックにできますので、ぜひ試してみてください。
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この動画は以上です。
それではまた次回!
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