【動画編集 Abobe Premiere Pro 使い方】動画編集ソフトAdobe Premiere Proの基本的な使い方
【動画編集 Abobe Premiere Pro 使い方】動画編集ソフトAdobe Premiere Proの基本的な使い方
こんにちは、宇野です。
この動画では、Adobe Premiere Proの基本操作というテーマで、これからAdobe Premiere Proを使って動画編集を始める初心者でもこの動画1本でAdobe Premiere Proの基本操作をマスターできるように解説していきます。
本題に入る前にとても大切なことをお伝えします。
動画編集スキル=動画編集ソフトを操作できるスキルと勘違いしている人が多いのですが、そうではありません。
動画編集スキルとは、コンセプト通りの動画に仕上げるスキルです。
例えば、10分のエンタメ系の動画で「最低2回思わず吹き出してしまう笑いをとる」といった内容がコンセプトに含まれていたら、撮影した映像素材がどんなにつまらなかったとしても、ターゲットが最低2回笑ってしまうように編集するのが「動画編集スキル」です。
つまり、動画編集ソフトを操作できるのは動画編集をする上で最低条件であってできて当たり前のことなのです。
勘違いしている人が多いので「動画編集スキル」=「動画編集ソフトを操作できるスキルではない」ということは絶対に覚えておいてください。
とは言っても動画編集をする上で動画編集ソフトを操作できるのは最低条件であってできて当たり前のことなので…まずは、ここでしっかり基礎を身につけていきましょう。
初心者の方にとっては聞きなれない言葉が出てきて難しく感じる部分もあるかと思いますが、繰り返し見ることで理解度も高くなりますのでチャンネル登録して何度も見ていただきたいと思っています。
それでは、Adobe Premiere Proの基本操作として…
- 動画編集を始める前の事前準備
- クリップの基本操作
- エフェクトコントロールパネルの基本操作
- トランジションとエフェクトの基本操作
- テロップ入れの基礎
- 音編集の基礎
- 書き出しの基礎
これらを具体的に解説していきます。
1:動画編集を始める前の事前準備
では、Adobe Premiere Proの基本操作として動画編集を始める前の事前準備について解説します。
動画編集は丁寧に正確に行うことは当然ですが、スピードも大切になってきます。
よく、編集するデータがどこに保存しているのか分からなくなってしまい探すのに時間がかかってしまったり、Premiere Proのワークスペースをデフォルトのまま使っていて効率が悪い状態で編集作業をしている人がいますので、ここで整理整頓をする癖をつけ、効率良く編集作業ができるようにしておきましょう。
この動画では、
- 新規プロジェクトの作成方法
- Premiere Proを構成するワークスペースについて
- 自動保存の設定方法
- ワークスペースのカスタマイズ方法
これらを解説していきます。
1:新規プロジェクトの作成
Adobe Premiere Proで動画編集をするためには、最初に新規プロジェクトを保存するフォルダを作る必要があります。
動画データはテキストや画像と比べると大きな容量を使いますので、パソコンのハードに保存してしまうとすぐにストレージがいっぱいになってしまいますので、外付けのSSDやHDDを用意することをオススメします。
ご自身のパソコンにSSDやHDDを接続してフォルダを作ります。
保存先で右クリックして「新規フォルダ」をクリックします。
続けて名前を変更します。
ご自身で分かるように名前をつけましょう。ここでは仮でTHE FIREST STEPとしておきます。
これで保存先のフォルダが完成です。
編集作業をしていると、データがどこにあるのか分からなくなり、探すのに時間がかかってしまう方がいます。
その時間がもったいないので、予め編集で使う予定の動画や画像、音楽、効果音などフォルダごとに分けて整理して入れておきましょう。
例えば「footage」というフォルダを作り、更にこの中に「video」というフォルダを作り、ここに編集する動画を入れておきます。
また「bgm」というフォルダを作り、ここに使用するBGMを入れておきます。
更に「sound effect」というフォルダを作り、ここに使用するBGMを入れておきます。
こうしておけば、何をどこに保存しているのかが分かり無駄な時間を省くことができます。
ここまでできたら、いよいよPremiere Proを起動させます。
インストールしたPremiere Proのアイコンをクリックし起動させます。
しばらくするとスタートアップメニューが表示されます。
左メニューの新規プロジェクトをクリックします。
ここに、ご自身が分かるようにプロジェクト名を入力します。
ここでは仮で「基礎講座」としておきます。
次に保存先を決めます。
ここは最初に作ったフォルダ、私の場合は「THE FIREST STEP」を選択します。
これで「THE FIREST STEP」というフォルダに「基礎講座」というプロジェクトデータが保存されるようにできました。
右下の「作成」をクリックし「スキップ」をクリックすると、Premiere Proのワークスペースが表示されます。
2:Premiere Proを構成するワークスペースについて
次にPremiere Proを構成するワークスペースを簡単に解説します。
ここをクリックするとメニューが表示され選択すると様々なタイプのワークスペースにワンクリックで切り替えることができます。
Premiere Proのデフォルトの状態でのワークスペースは、このように複数のパネルとウィンドウによって構成されています。
もし、この画面と違うワークスペースになっているようでしたら、ここをクリックして「初期設定」をクリックしてみてください。
これで同じワークスペースになると思います。
では、Premiere Proを構成するワークスペースを簡単に解説していきますが、実際に操作しながら理解していくモノなので、ここでは名称と、どんなことをする場所なのかだけ頭の片隅に入れておいてください。
1:メニューバー
一番上の「Premiere Pro」「ファイル」「編集」などが表示されている部分がメニューバーです。プロジェクトを保存をしたり、Premiere Proを閉じたり、必要なツールを表示させたりすることができます。
2:プロジェクトパネルやエフェクトパネルなどのグループ
ここは、動画素材や音声素材を読み込み管理するプロジェクトパネルやトランジションやエフェクトなどの特殊効果を選択するエフェクトパネルなどが含まれたウィンドウです。
このようにグループ化されたウィンドウでは、全てのタブが表示されていない場合があります。
そんな時は、ここをクリックして「パネルメニュー」を表示させてタブを選択して操作を行います。
3:ソースモニターパネルとプログラムモニターパネルのグループ
ここは、動画素材を再生して確認したり、必要な部分を抜き出すことができるソースモニターパネルと編集中の動画の状態を確認することができるプログラムモニターのウィンドウです。
4:プロパティパネルやエフェクトコントロールパネル、Lumetriカラーパネルなどのグループ
ここは、テロップを編集するプロパティパネルや動画素材の位置やサイズを調整したり、適用した特殊効果を操作できるエフェクトコントロールパネル、カラーを調整するLumetriカラーパネルなどが含まれたウィンドウです。
5:ツールパネル
ここは、編集に活用する各種ツールが配置されたツールパネルです。動画をカットするレーザーツールやテロップを入力するテキストツールなどがあります。
6:タイムラインパネル
ここは、シーケンスと呼ばれる編集の作業領域を管理するタイムラインパネルです。ここにシーケンスを作り動画素材や音声素材を並べて一本の動画にしていきます。
7:オーディオマスターメーター
ここは、オーディオの音量の状態をグラフで表示するオーディオマスターメターです。
Premiere Proは、これらのウィンドウで構成されています。
詳しくは操作をしながら解説していきます。
3:自動保存の設定方法
次に自動保存の設定をします。
動画編集の作業は、ハードウェアの機能を最大限に利用して処理を行います。
その為、突然、フリーズしたりPremiere Proが落ちてしまうことがあります。
そんな事態に備えて、プロジェクトを自動保存する設定を行なっておきましょう。
まずは、メニューバーの「Adobe Premiere Pro」の中にある「設定」から「自動保存」を選択します。
「プロジェクトの自動保存」にチェックが入っていることを確認します。
もしチェックが入っていなかったらクリックしてチェックを入れましょう。
編集作業に慣れるまでは「自動保存の間隔」を5分から15分程にしておくと良いと思います。
例えば「自動保存の間隔」を10分に設定しておくと最悪の場合でも10分前の状態に戻すことができ、15分に設定すると15分前の状態に戻すことができます。
次に「プロジェクトバージョンの最大数」を設定します。
これは、最大何個の自動保存のプロジェクトファイルを残しておくのかという設定です。
例えば「5」にしておくと、新しいプロジェクトファイルが自動保存されると一番古いプロジェクトファイルが自動的に削除され常時5個のプロジェクトファイルがフォルダに残ります。
慣れるまでは、3から10くらいにしておきましょう。
ここまでできたら、ここの参照をクリックして先ほど作ったフォルダを選択します。
私の場合は「THE FIREST STEP」を選択します。
OKをクリックします。
これで自動保存の設定が完了です。
4:編集画面のカスタマイズ方法
次に編集画面のカスタマイズ方法を解説します。
Premiere Proのワークスペースは、ウィンドウの配置を自由にカスタマイズできます。
パネルのタブをドラッグすると移動させることができます。
また、パネルの境界にカーソルを合わせてドラッグするとパネルのサイズを変えることができます。
動画編集は、丁寧に正確に行うだけではなく、スピードも大切ですので、自分が使いやすいようにカスタマイズすることをオススメします。
一旦、カスタマイズの練習として、私が普段使っている編集画面にカスタマイズしていきます。
最後に元の状態に戻しますので、練習で同じように操作をしてカスタマイズしてみてください。
まずは、編集作業であまり使わないパネルを非表示にしてワークスペースから消していきます。
ここの「Frame.ioパネル」のここの部分をクリックして「パネルを閉じる」をクリックします。すると「Frame.ioパネル」がワークスペースから消えます。
同様に「CCライブラリ」も「パネルを閉じる」をクリックし消します。
消したパネルを再度表示させたい場合は、メニューバーの「ウィンドウ」から表示させたい項目をクリックするとワークスペースに表示されます。
では、続けます。
ここの「エフェクトコントロールパネル」を「プロジェクトパネル」のあるウィンドウにドラッグ&ドロップで移動します。
そして、「エフェクトパネル」を「プロパティパネル」があるウィンドウへ移動します。
ここの「グラフィックテンプレートパネル」も「プロパティパネル」があるウィンドウへ移動します。
ここの「ソースモニターパネル」も「プロパティパネル」があるウィンドウへ移動します。
ここまでできたら、ウィンドウのサイズを調整して完成です。このようにワークスペースを操作しやすいようにカスタマイズしていきます。
元のデフォルトのワークスペースに戻すには、ここをクリックしてメニューから「保存したレイアウトにリセット」をクリックします。
これでデフォルトの状態に戻せます。
今後、慣れてきたら、ご自身が編集作業をしやすいようにオリジナルのレイアウトにしてみてください。
それでは、一度、ここまでを保存してみましょう。
⌘キーとSを押します。もしくは、メニューバーのファイルから保存をクリックします。
自動保存されたプロジェクトファイルは、一番最初に作ったフォルダの中に「Adobe Premiere Pro Auto-Save」というフォルダが自動で作られ、ここに保存されます。
もし、編集作業中に突然シャットダウンしてしまった場合は、ここに保存されたファイルを開けば自動保存された場所から編集をやり直すことができます。
2:クリップの基本操作
次に「クリップの基本操作」として、
- シーケンスの作成方法と主な機能
- 動画や画像、音楽の読み込み方法
- クリップの配置方法
- クリップの移動方法
- クリップの削除方法
- クリップのカット方法
- クリップのスピード調整方法と逆再生
- キーボードショートカットキーの設定方法
これらを解説していきます。
1:シーケンスの作成方法と主な機能
Premiere Proでは、シーケンスと呼ばれる編集の作業領域に動画や音声を並べて一本の動画にしていきます。
ここに「メディアをここにドロップしてシーケンスを作成します。」と表示されていますが、Premiere Proに読み込んだ動画素材をここにドラッグ&ドロップしてシーケンスを作ることができるのですが…自動的に動画データと同じ解像度、フレームレートのシーケンスができてしまいますので、手動で作成するのが一般的です。
なので、ここでは「手動」でシーケンスを作っていきます。
ショートカットキーで、⌘キーとNを押します。もしくは、メニューバーのファイルの中の新規のシーケンスをクリックします。
すると、新規シーケンス作成画面が表示されます。
ここには、予めよく使われるプリセットと呼ばれるテンプレートが準備されています。
今回は、4K24fpsで撮影した動画を編集していこうと思っているのですが…あえて、解像度をフルハイビジョンに落として編集して書き出していきますので「HD1080p 23.976fps」を選択します。
この「HD1080p 23.976fps」というのは解像度とフレームレートのことです。
シーケンスを選択したら何の編集なのか分かるように名前をつけます。ここでは仮で「練習」という名前にしておきます。
OKをクリックすると、このようにタイムラインパネルにシーケンスができます。
では、シーケンスの主な機能を解説します。
ここも実際に使うことで覚えていくモノなので、現段階では、名称とどんな機能なのかだけ頭に入れておいてください。
1:タブ
複数のシーケンスがある場合は、ここにタブで表示されます。タブをクリックするとシーケンスを切り替えることができます。
2:編集ライン&再生ヘッド
この縦の線が編集ラインです。編集ラインのある位置の映像がプログラムモニターに表示されます。
そして、編集ラインの上にあるこれが再生ヘッドです。再生ヘッドはドラッグして動かすことができます。
3:タイムコード
編集ラインのある位置のタイムコードがここに表示されます。
4:ビデオトラック
ここはビデオトラックです。ビデオトラックに動画や画像を配置します。
ここの目のアイコンをクリックすると、このトラックに配置した映像を非表示にすることができます。
ビデオトラックの空いている所で右クリックするとメニューが表示されます。「1つのトラックを追加」を選択するとビデオトラックを増やすことができ「1つのトラックを削除」を選択するとトラックを削除できます。
5:オーディオトラック
ここは、オーディオトラックです。オーディオトラックに音声やBGM、効果音を配置します。
このMのアイコンをクリックすると、このトラックに配置した音がミュートになります。
オーディオトラックの空いている所で右クリックするとメニューが表示されます。「1つのトラックを追加」を選択するとオーディオトラックを増やすことができ「1つのトラックを削除」を選択するとトラックを削除できます。
6:スクロールバー&ズームハンドル
シーケンスの下にあるこのゲージがスクロールバーです。スクロールバーをドラッグするとタイムラインをスクロールできます。
そして、スクロールバーの左右にある●がズームハンドルです。ズームハンドルをドラッグすると、タイムラインを拡大縮小できます。
7:ツール
ここにスナップツールやリンク選択ツールなどの各種ツールがあります。
これがシーケンスの主な機能になります。
2:動画や画像、音楽の読み込み方法
それでは、撮影した動画やダウンロードした画像や音楽をPremiere Proに読み込む方法を解説します。
プロジェクトパネルをダブルクリックします。
ここで編集する動画や画像、利用する音楽や効果音などを選択します。
これでプロジェクトパネルに読み込まれます。
ちなみに、このようにフォルダを選択すると、フォルダごとまとめて読み込むこともできます。フォルダをダブルクリックすると、新たにタブができ中を確認、操作できます。
また、プロジェクトパネルの左下にあるアイコンでリスト表示かアイコン表示を選択することができます。
リスト表示にすると、読み込んだ動画素材の解像度やフレームレートを確認できます。
更に、ここの「新規ビン」をクリックすると、フォルダができるのでどこに何の素材があるのか分からなくならないようにグループ分けしておくと編集の作業効率が良くなります。
例えば、新規ビンを作り「シーケンス」という名前にします。ここに先ほど作った「練習」というシーケンスをドラッグ&ドロップします。
これで「シーケンス」というフォルダに格納されました。このフォルダをダブルクリックすると、新たにタブができ中を確認、操作できます。
3:クリップの配置方法
次に、Premiere Proに読み込んだ動画や音楽をシーケンスに配置する方法を解説します。
ちなみに、Premiere Proに読み込んだ素材をクリップと呼びます。動画素材は、動画クリップやビデオクリップ、映像クリップ、音声は音声クリップ、音楽は、音楽クリップやBGMクリップなどと呼びます。ここからはクリップと呼び解説していきます。
プロジェクトパネルに読み込んだ「動画クリップ」をシーケンスのビデオトラックにドラッグ&ドロップします。
この時「このクリップはシーケンス設定と一致していません。クリップに合わせてシーケンスを変更しますか?」と「クリップの不一致に関する警告」が表示されることがあります。
これは、作成したシーケンスのフレームレートや解像度と、配置しようとしている動画クリップのフレームレートや解像度が一致していない場合に表示されます。
ここでは、あえて4Kで撮影した動画をフルハイビジョンのシーケンスで編集するようにしているので「現在の設定を維持」をクリックします。
すると、フルハイビジョンのシーケンスに4Kのまま配置されるので、映像が拡大されて、プログラムモニターに表示されます。
これは、後から調整できるので問題ありません。
反対に4Kのシーケンスにフルハイビジョンの映像を配置してしまうと、映像を拡大しなければならなくなります。拡大すると、映像が荒くなるので、よほどのことがない限りシーケンスよりも低い解像度の素材は使わないようにすべきです。
動画クリップの中に音が含まれている場合は、動画クリップを配置したら自動的にオーディオトラックにもこのように音声クリップが配置されます。
動画に音が含まれている場合は、リンクされていて、このままでは映像と音を別々に操作することができませんが、リンクを解除させることで別々に操作できるようになります。
ここのツールから「リンクされた選択」のアイコンをクリックして解除すると、映像と音声のリンクが外れ、各々のクリップを選択して編集することができます。
更に、ソースモニターでも分割することができます。
プロジェクトパネルに読み込んだ動画クリップをダブルクリックします。
すると、ソースモニターに表示されます。
ここのビデオのアイコンからビデオトラックにドラッグ&ドロップすると映像だけがシーケンスに配置されます。
こっちのオーディオのアイコンからオーディオトラックにドラッグ&ドロップすると音声だけがシーケンスに配置されます。
映像と音声、両方を配置したい場合は、ソースモニターのアイコンがない場所からドラッグ&ドロップします。
これで映像と音声両方がシーケンスに配置できます。
音楽クリップや効果音クリップはオーディオトラックにドラッグ&ドロップします。
クリップをシーケンスに並べる時、ここのスナップツールを有効化しておくと近くにドラッグしたら磁石のように引き寄せて隙間なく埋めてくれます。
クリップとクリップの間にスペースができたままにすると、真っ黒の画面のまま表示されてしまいます。
このスペースのことをギャップと呼びます。
ギャップができにくくする為に、スナップツールは基本的に有効化しておくようにします。
4:クリップの移動方法
次にシーケンスに配置したクリップを移動させる方法を解説します。
クリップを移動させるには、クリップをドラッグして動かしドロップで配置します。
クリップを移動させた時に別のクリップの上にドロップさせてしまうと、上書きされてしまいます。
そんな時は、⌘キーとZを押せば、一つ前に戻すことができます。
また、トラックがない場所にクリップをドラッグ&ドロップすると自動で新たにトラックが作られます。
5:クリップの削除方法
次にクリップの削除方法を解説します。
シーケンスに配置したクリップが不要になった場合は、その不要なクリップを選択してdeleteキーを押します。
または、クリップを選択して右クリックして「消去」を選択します。
もしくは「リップル削除」をクリックすると、クリップを削除した後にできるギャップを自動で埋めてくれます。
不要なクリップが複数ある場合は、このように不要なクリップが全て入るようにドラッグすると複数のクリップが選択できますので、deleteキーを押すと、選択されたクリップが全て削除されます。
または、shiftキーを押しながらクリップを選択しても複数のクリップを選択できるので、deleteキーを押すと選択されたクリップが全て削除されます。
ちなみに、ギャップを削除するときもギャップがある部分を選択してdeleteキーを押せば削除できます。
6:クリップのカット方法
次にクリップをカットする主な方法を3つ解説します。
1:レーザーツール
まずは、シーケンスに配置したクリップをレーザーツールでカットする方法から解説します。
これは、最も一般的なカット方法です。
シーケンスにクリップを配置し、再生ヘッドを動かしプログラムモニターを見ながら編集点をつけたい部分に合わせます。
そして、キーボードのCを押します。
もしくは、ここのレーザーツールを選択します。
そして、編集ラインがあるクリップの上でクリックします。
これで編集点ができ、元々一つだったクリップがこのように二つに分かれます。
こちらのクリップが不要だったらクリップの上で右クリックし「消去」もしくは「リップル削除」を選択します。
または、キーボードのVを押すか、ここの選択ツールをクリックして切り替えてから不要なクリップを選択してdeleteキーを押します。
例えば、ここからここまでが不要な場合は…再生ヘッドを動かしプログラムモニターを見ながら編集点をつけたい部分に合わせます。
キーボードのCを押してレーザーツールに切り替えます。
編集ラインがあるクリップの上でクリックします。
そして、再度、再生ヘッドを動かしプログラムモニターを見ながら編集点をつけたい部分に合わせます。
編集ラインがあるクリップの上でクリックします。
このクリップの上で右クリックして「リップル削除」を選択します。
このようにカットをしていきます。
2:トリミング
次にシーケンスに配置したクリップの長さを調整するトリミングを解説します。
選択ツールの状態で、シーケンスに配置したクリップの端にカーソルを合わせます。
するとこのようにカーソルの形が変わり赤くなります。
この状態でドラッグするとクリップ前後を短くすることができます。
クリップの前半部分が不要であれば、このようにドラッグします。
クリップの後半部分が不要であれば、このようにドラッグします。
3:ソースモニター
次にソースモニターで必要な部分だけを抜き出し、シーケンスに配置する方法を解説します。
プロジェクトパネルに読み込んだ動画をダブルクリックしてソースモニターに表示させます。
そして、動画の使いたい部分の始まりを決めたらキーボードの「I」を押します。
すると、このような印が打たれます。これをイン点と呼びます。
次に使いたい部分の終了部分を決めたらキーボードの「O」を押します。
すると、このような印が打たれます。これをアウト点と呼びます。
この状態でシーケンスにドラッグ&ドロップすると「イン点」から「アウト点」までの動画を配置できます。
7:クリップのスピード調整&逆再生
次にクリップのスピードを変更する方法と逆再生する方法を解説します。
シーケンスに配置したクリップは、速度を変えたり逆再生させることができます。
シーケンスに配置した速度を調整したいクリップを選択し、⌘キーとRを押すと、このような画面が表示されます。もしくは、速度を変更したいクリップの上で右クリックして「速度デュレーション」を選択します。
この時「リップル編集」にチェックを入れておきましょう。
そうすることで、速度を上げると後ろのクリップが自動的にギャップを埋めてくれて、速度を落とすと後ろのクリップがシフトしてくれます。
ここの速度の値を上げると早くなり、下げると遅くなります。
逆再生にするときは「反転速度」にチェックを入れます。
3:エフェクトコントロールパネルの基本操作
次に「エフェクトコントロールパネルの基本操作」として、
- エフェクトコントロールパネルの主な機能
- ズームイン&ズームアウトの作り方
について解説していきます。
Premiere Proでの動画編集では、エフェクトコントロールパネルを頻繁に使います。
エフェクトコントロールパネルを使えるようになると動画編集の幅が広がりますので、ここでしっかりと基礎を身につけてください
1:エフェクトコントロールパネルの主な機能
シーケンスに配置した動画クリップを選択してタブをエフェクトコントロールパネルにします。
すると「モーション」「不透明度」「タイムリマップ」「オーディオ」などが表示されますが、ここでは主に使う「モーション」「不透明度」を解説します。
他の項目は、使用する際に説明していきます。
1:モーション
モーションの中には「位置」や「スケール」などが表示されます。
位置の左側の数値を変更すると、映像を左右に動かすことができます。
右側の数値を変更すると、映像を上下に動かすことができます。
デフォルトの状態に戻すには、ここの「パラメーターをリセット」をクリックします。
スケールの数値を上げると映像が拡大され、下げると映像が縮小します。
拡大させたい時、スケールの数値を100以上にすると画質が荒くなりますので注意しましょう。
今回は、4Kの映像をフルハイビジョンのシーケンスに配置しているので、スケールの値を50%にすると、通常のサイズになります。
回転の数値を変更すると傾きます。
2:不透明度
不透明度を展開すると丸や四角やペンのアイコンがあります。
これはマスクと言って、必要な部分のみを残すことができるツールです。
例えば、四角のアイコンをクリックしてみます。
すると、このように真ん中に四角い枠ができ、それ以外の部分が黒くなります。
この黒い部分は消えている状態ですので、合成させたい時などに使います。
この四角い枠はドラッグして場所を変えることができたり、頂点をドラッグすれば、広げたり狭めたりすることもできます。
不透明度の数値を下げと、映像が薄くなります。
描画モードには、さまざまな効果が入っていますが、どのような変化があるかはその都度解説していきます。
普段は、通常にしておきます。
2:ズームイン&ズームアウトの作り方
次に、このようなズームインとズームアウトを作る方法を解説します。
まずは、ズームインから作っていきます。
ズームインを開始する場所に編集ラインを合わせます。
そして、タブをエフェクトコントロールパネルの位置の左にあるストップウォッチのアイコンをクリックします。
すると、このように右のタイムライン領域に印が打たれます。
これをキーフレームと呼びます。
右のタイムライン領域が表示されていない場合は、ここをクリックすると表示されます。
スケールの左にあるストップウォッチのアイコンをクリックします。
すると、先ほどと同じようにキーフレームが打たれます。
プログラムモニターを見ながら、ズームインを完了させたい場所に編集ラインを合わせます。
プログラムモニターを見ながら、拡大したい部分がだいたい中央になるように位置とスケールの値を調整します。
すると、キーフレームが打たれます。
プログラムモニターを再生して確認すると、このようにズームインが完成します。
少しカクついた動きになっていますが、これはクリップの容量が大きいことが原因です。
ここではスムーズに再生されていないように見えますが、書き出すことでスムーズなズームになりますので問題ありません。
次にズームアウトを開始する位置に編集ラインを合わせます。
そして、位置とスケールのここをクリックします。
すると、現在の値でキーフレームが打たれます。
プログラムモニターを見て、ズームアウトが完了させたい場所に編集ラインを合わせます。
位置のここをクリックしてデフォルトの数値に戻すと、キーフレームが打たれます。
スケールの数値を元に戻すと、キーフレームが打たれます。
これで完成ですので、プログラムモニターを再生して確認します。
すると、このようにズームアウトが完成します。
3:トランジションとエフェクトの基本操作
次に、トランジションとエフェクトの基本操作として、
- トランジションの適用方法
- トランジションの変更方法
- トランジションのデュレーションの変更方法
- トランジションの削除方法
- エフェクトの適用方法
- エフェクトの調整方法
- エフェクトの効果を一時的にOFFにする方法
- エフェクトの削除方法
- 調整レイヤーについて
これらを解説していきます。
トランジションとは、クリップとクリップが接続している編集点を自然に見せる効果のことで、エフェクトとは、クリップに適用する特殊効果のことです。
Premiere Proには、様々なトランジションとエフェクトがデフォルトで入っていて、簡単に適用させることができます。
ここで基本操作を身につけてください。
1:トランジションの適用方法
まずは、トランジションの適用方法を解説します。
ここでは、このクリップとこのクリップの編集点にトランジションを適用していきます。
ここでは効果が分かりやすい「ページピール」というトランジションを適用させてみます。
タブをエフェクトパネルにします。
そして検索窓に「ページピール」と入力します。
すると、ページピールが表示されます。
ページピールをシーケンスのビデオトラックに配置したクリップとクリップが接続している編集点にドラッグ&ドロップします。
これでページピールが適用されます。
2:トランジションの変更方法
次にトランジションを変更する方法を解説します。
接続したトランジションがイメージに合わない場合は、別のトランジションを上に載せれば、そのトランジションに変更することができます。
例えば、エフェクトパネルの検索窓に「ワイプ」と入力します。
表示されるワイプを先ほどと同じ場所にドラッグ&ドロップします。
すると、このようにページピールが消えてワイプが適用されます。
3:トランジションのデュレーションの変更方法
次に適用したトランジションの表示時間を変更する方法解説します。
表示時間のことをデュレーションと呼びます。
適用したトランジションをダブルクリックします。
すると、トランジションのタイムコードが表示されます。
トランジションを10フレームにしたい場合は、デュレーションを「00;00;00;10」に変更します。
すると、適用したワイプのスピードが変化します。
また、クリップのトリミングと同じ方法でデュレーションを変更することもできます。
ズームハンドルで拡大させ、トランジションの端にカーソルを合わせてトリミングします。
すると、このようにワイプのスピードが変化します。
4:トランジションの削除方法
次に適用したトランジションを削除する方法を解説します。
適用させたトランジションを選択して、deleteキーを押します。
もしくは、トランジションの上で右クリックして「消去」を選択します。
これでトランジションが削除されます。
5:エフェクトの適用方法
次にエフェクトの適用方法を解説します。
効果が分かりやすい「レンズフレア」というエフェクトを適用させてみます。
エフェクトパネルの検索窓に「レンズフレア」と入力します。
表示されたレンズフレアを適用させたいクリップにドラッグ&ドロップします。
これでレンズフレアが適用されます。
もしくは、クリップを選択してからここのレンズフレアをダブルクリックしても適用させることができます。
6:エフェクトを調整する方法
次にエフェクトの調整方法を解説します。
ここで適用したレンズフレアは、適用させるだけで効果を確認できますが、エフェクトコントロールパネルでパラメーターを調整することでより効果を確認できます。
レンズフレアを適用したクリップを選択し、エフェクトコントロールパネルにします。
エフェクトコントロールパネルの中にレンズフレアという項目が追加されています。
光源の位置の数値を変更すると光の位置が変更され、フレアの明るさの数値を変更すると光の強弱ができます。
ちなみに、ズームインやズームアウトを適用させたようにキーフレームを打つことで、追加したエフェクトを動かすこともできます。
例えば、光源の位置とフレアの明るさの左にあるストップウォッチのアイコンをクリックします。
すると、キーフレームが打たれます。
少し再生ヘッドを右へ移動させ、光源の位置とフレアの明るさの数値を変更します。
キーフレームが打たれます。
これでプログラムモニターを再生して確認します。
このように光が強くなり移動します。
7:適用したエフェクトの効果を一時的にオフにする方法
次に適用したエフェクトの効果を一時的にオフにする方法を解説します。
エフェクトを適用する前の状態と適用した後の状態の変化を確認したい場合は、エフェクト名の横にある「FX」をクリックします。
すると、このように適用前の状態を確認することができます。
戻す場合は、再度「FX」をクリックします。
8:適用したエフェクトを削除する方法
次に適用したエフェクトを削除する方法を解説します。
適用したエフェクトを削除するには、エフェクトコントロールパネルにあるエフェクト名を選択してデリートキーを押します。
もしくは、エフェクト名で右クリックして「消去」を選択します。
これで適用したエフェクトを完全に削除できます。
9:調整レイヤーについて
エフェクトを適用する際、調整レイヤーというモノを使うことで、元のクリップはそのままの状態でエフェクトを適用することができます。
調整レイヤーとは、適用したエフェクトを調整レイヤーにかかっている下のクリップ全てに一括で適用される機能のことです。
例えば…映画のように上下に黒い帯を入れることができるクロップというエフェクトをクリップに直接適用してみます。
エフェクトの検索窓に「クロップ」と入力します。
表示されるクロップをクリップに適用します。
そして、エフェクトコントロールにして、クロップを適用させたクリップを選択します。
エフェクトコントロールの中にクロップという項目があるので、上の数値を12.2%、下の数値も12.2%にします。
すると、上下にこのような黒い帯が入ります。
通常は、これで問題ないのですが…このクリップにズームを適用させていると、このようにクロップのサイズも変わってしまいます。
これを細かく調整するのは手間がかかってしまいます。
そんな時に調整レイヤーが役に立ちます。
今適用したクロップを選択して、deleteキーで削除します。
そして、プロジェクトパネルの下にあるこのアイコンをクリックし、新規項目をクリックします。
アイコンが表示されていない場合は、ウィンドウのサイズを広げてみてください。そうすると、表示されます。
この中の調整レイヤーを選択します。
OKをクリックすると、プロジェクトパネルに調整レイヤーが表示されます。
これをシーケンスのビデオトラックに配置します。
そして、トリミングして全てのクリップの上に載るようにします。
次にこの調整レイヤーにクロップを適用させます。
先ほどと同じように、エフェクトコントロールの中のクロップの項目の上下の数値を12.2%にします。
すると、クロップが適用されます。
これで先ほどサイズが変わってしまったズームインとズームアウトを適用したクリップもクロップのサイズが変わらなくなっています。
調整レイヤーにかかっている下のクリップ全てにエフェクトが適用され、調整レイヤーがかかっていないクリップは、このようにエフェクトは適用されません。
このように、クロップだけではなく基本的に他のエフェクトも元のクリップに適用するのではなく、調整レイヤーに適用させるようにすることをお勧めします。
ちなみに、クリップをそのままの状態で使うことを非破壊編集と言い、クリップに手を加えることを破壊編集と呼びます。
5:テロップ入れの基礎
次に、テロップ入れの基礎として、
- Adobe Fontsから気に入ったフォントを使えるようにする方法
- 基本的なテロップの作り方
これらを解説していきます。
1:Adobe Fontsから気に入ったフォントを使えるようにする方法
Adobeを契約している方であれば、無料で使うことができる「Adobe Fonts」から気に入ったフォントを使えるようにする方法を解説します。
とても簡単ですので、実際にやってみてください。
Premiere Proのメニューバーの「グラフィックとタイトル」の中に「Adobe fontからフォントを追加」をクリックします。
すると、Adobe fontのWebページが開きます。
サンプルテキストに文言を入力すると、全てのフォントがそのワードになるのでイメージしやすくなります。
また、日本語を入力して正しく表示されないフォントは日本語対応ができていないフォントですので、注意しましょう。
漢字やカナなど日本語のフォントを探す場合は、「言語と初期体系」で「日本語」を選択すると日本語対応のフォントを表示させることができます。ただし「ひらがな」には対応しているけれど「漢字」には対応していない物もありますので注意してください。
また「分類」でカテゴリーの中から見つけることもできます。
気に入ったフォントを見つけたら、そのフォントをクリックします。
この「TBUD明朝 Std」というフォントを選んでみます。
クリックして、イメージを確認し、これでよければ「ファミリーを追加」をクリックします。
「アプリを追加」をクリックします。
メールアドレスとパスワードの確認が出ることがありますので、Adobeを契約しているアドレスとパスワードを入力します。
これで完了です。
一度、プレミアプロを保存して閉じます。
そして、再度立ち上げます。
2:基本的なテロップの作り方
次に基本的なテロップの作り方をstep-by-stepで解説していきます。
Step1:テキストを入力
シーケンスの再生ヘッドを動かしテロップを入れたい場所に移動します。
そしてツールパネルにある「T」のアイコン「テキストツール」をクリックします。
ちなみに、「T」のアイコンを長押しすると縦書き横書きを選択することができます。
ここでは横書きでやっていきます。
次にプログラムモニターをクリックします。
すると、テキスト入力モードになります。
シーケンスには「グラフィック」というクリップが自動で配置されます。
そして、テキストを入力します。
ここでは仮で「テロップの入れ方」と入力してみます。
そして、ツールパネルの一番上の「選択ツール」をクリックします。
Step2:フォントを変更
次にフォントを変更します。
タブをプロパティパネルにします
ここをクリックするとフォントを選択する事ができます。
ここでは、先ほどAdobe Fontsで追加した「TBUD明朝 Std」というフォントを選んでみます。
すると、フォントが変更されます。
Step3:サイズの調整
次にサイズを調整します。
フォントの下のここでサイズを調整できます。
数値やゲージをドラッグして大きくしたり小さくすることが出来ます。
また、数値の部分をクリックすると直接数値を入力することが出来ます。
Step4:カラーなどの調整
次にテキストカラーなどを調整します。
ここの「塗り」をクリックするとカラーピッカーが表示されます。ここでカラーを選択します。
塗りの下にある「境界線」とは縁取りのことです。縁取りを入れたい場合は、チェックを入れてここをクリックして縁取りするカラーを選択します。
そして、横の数値を変更すると縁取りの太さを調整できます。
また、ここをクリックするとこの境界線を外側に適用するのか内側に適用するのか中央に適用するのかを変更できます。
更にここの+をクリックすると、縁取りを追加することができます。
境界線を設定した状態で塗りのチェックを外すと、このように中のカラーを抜く事ができます。
背景にチェックを入れると、テロップの下にカラーを加えることが出来ます。
テキストが映像と同系色で読みづらい時に活用すると、文字が読みやすくなります。
背景に加えたカラーの濃さも調整することが出来ます。
シャドウにチェックを入れるとテキストに影を加えることが出来ます。
ここも影の濃さや角度などを調整する事ができます。
Step5:位置の調整
次にテロップの位置を調整します。
ここの左側の数値を変更するとテキストを左右に動かすことができ、右側の数値を変更するとテキストを上下に動かす事ができます。
また、整列の縦軸の中央のアイコンをクリックし、横軸の中央のアイコンをクリックすると、テキストをど真ん中に配置することが出来ます。
Step6:テキストの変更方法
次にテキストを変更する方法について解説します。
ツールパネルの「T」のアイコンをクリックしてテキストが入力されている場所をクリックしても良いのですが、ここをダブルクリックするとテキストツールに切り替わりますので、テキストを入力します。
今度は仮で「テロップを変更する方法」と入力してみます。
これでテロップが変更されます。
Step7:部分的にサイズやカラーを変更する方法
次にこの「テロップ」という文字だけ大きくしてカラーを変更する方法を解説します。
テロップという文字をドラッグして選択します。
そして、ここでサイズを変更します。
すると、選択した文字だけサイズが変わります。
更に「塗り」でカラーを変更します。
すると、選択した文字だけカラーが変わります。
更に「境界線」でカラーを変更します。
すると、選択した文字だけ縁取りが追加されます。
他にも、ここの「VA」というアイコンを調整すると、文字の間隔を調整機でるトラッキングや部分的に調整できるカーニングなどができたり、テキストを傾けたりすることもできますので、時間がある時に「エッセンシャルグラフィックスパネル」を触ってみてください。
また、このグラフィックというクリップをトリミングすることで表示時間を調整することができます。
6:音編集の基礎
次に「音編集の基礎」として、
- 音量の調整方法
- ノイズの除去方法
について解説します。
動画を大きく分けると映像と音で構成されています。
映像は力を入れて編集する人がいる一方で、音まで手が回っていない人が多くいますので覚えて必ず行うようにしましょう。
1:音量の調整方法
音量調整で第一に気をつけるべきことは、音割れしないことです。
ここのオーディオマスターメーターを見ると、最大値が0デシベルになっています。
0デシベル以上になってしまっている状態は、音割れしている状態ということになりますので、絶対に0デシベル以上にしてはいけません。
0デシベル以上だと、オーディオマスターメーターの上部が赤く表示されますので、赤くなった場合は必ず調整するようにしましょう。
では、ボリュームを調整したいクリップを選択してキーボードのGを押します。
もしくは、右クリックして「オーディオゲイン」を選択します。
ここでボリュームを調整します。
まずは最低限のルールである最大値を「0db」より大きくしないように設定します。
オーディオゲインのウィンドウで「最大ピークをノーマライズ」にチェックを入れ、最大値を「0dB」以下「-1db」や「-2db」にすると一番大きな音がその値になり、それに合わせて自動的に調整されます。
すると、このように音声の波形が変化します。
ボリュームを調整したら必ず再生して確認するようにしましょう。
2:ノイズの除去方法
次にノイズの除去方法について解説します。
ある程度のノイズであれば除去することができます。
タブをエフェクトパネルにして検索窓に「クロマノイズ」と入力します。
表示される「クロマノイズ除去」をクリップにドラッグ&ドロップして適用します。
これだけである程度のノイズは自動的に除去されます。
これでも音が気になるようでしたら、タブをエフェクトコントロールパネルにします。
下の方に「クロマノイズ除去」が追加されていますので、「カスタムセットアップ」の編集をクリックします。
するとこのように周波数のグラフのウィンドウが表示されます。
ここのフォーカスの処理で「低周波にフォーカス」を選び、プログラムモニターを再生し確認します。
キーボードのスペースキーを押すとプログラムモニターを再生できます。
ノイズが大きくなったり、あまり変化がなかった場合は、隣の「中周波数にフォーカス」をクリックして、再生ヘッドを戻してプログラムモニターを再生し確認します。
これでも、ノイズが大きくなったり、あまり変化がなかった場合は、隣の「低周波数と高周波数にフォーカス」をクリックして、再生ヘッドを戻してプログラムモニターを再生し確認します。
これでも、ノイズが大きくなったり、あまり変化がなかった場合は、隣の「高周波数にフォーカス」をクリックして、再生ヘッドを戻してプログラムモニターを再生し確認します。
これら5つの中から最も効果的なモノを選び、ここの量を調整していきます。
最後にもう一度、確認をして完了です。
7:書き出しの基礎
次に「書き出しの基礎」として、
- 通常の書き出し方法
- Adobe Media Encoderを使った書き出し方法
これらを解説していきます。
編集作業を終えたら、最後にファイルとして書き出しを行います。
Premiere Proと同時にインストールされる「Adobe Media Encoder」を使えば、様々なファイル形式で書き出すことができます。
1:通常の書き出し方法
まずは、通常の書き出し方法を解説します。
編集し終えたら最後に書き出しを行います。
Premiere Proは、様々なファイル形式で書き出すことができます。
ここでは、YouTubeに投稿する用のフルハイビジョンの動画を書き出していきます。
まずは、書き出したい動画のシーケンスのタブを選択します。
そして、ここの書き出しをクリックします。
すると、このような画面になります。
ご自身が分かるように「ファイル名」を入力します。
そして、書き出した動画を保存する場所を決めます。
プリセットは、「Match Source-Adaptive High Bitrate」を選択しておけば問題ありません。
形式のプリセットも色々用意されていますが、YouTube用であれば「H.264」を選びます。
そしてビデオを展開し「その他」をクリックします。
「最大深度に合わせてレンダリング」と「最高レンダリング品質を使用」にチェックを入れます。
すると、プリセットが「カスタム」に変更されますが問題ありません。
下にスクロールすると「ビットレート設定」という項目がありますので、「ビットレートエンコーディング」を「VBR 2パス」にします。
ターゲットビットレートを8から12にします。
最大ビットレートを12にします。
最後に右下の「書き出し」をクリックします。
これで書き出しが始まります。
動画の時間や適用させたエフェクト、パソコンの性能によって書き出されるスピードが違ってきます。
書き出しが完了すると、指定した保存先に「mp4形式」の動画ファイルが書き出しされます。
2:Adobe Media Encoderを使った書き出し方法
次にPremiere Proをインストールすると同時にインストールされるAdobe Media Encoderを使って書き出す方法を解説します。
Media Encoderを使えばどのビデオ形式でも書き出すことができます。
通常の書き出しでは、設定を行ったら「書き出し」をクリックしましたが「メディアエンコーダーに送信」をクリックします。
すると、Adobe Media Encoderが起動します。
設定や保存先を確認したら、ここの緑の「キューを開始」をクリックします。
これで書き出しが始まり、しばらくすると保存先に指定したファイル形式で書き出されます。
一度に複数のファイル形式で書き出す場合や複数のシーケンスを書き出す場合にとても便利ですので、使ってみてください。
まとめ
はい、いかがでしたでしょうか?
この動画では、Adobe Premiere Proの基本操作を解説しました。
動画初心者の方にとっては聞きなれない言葉が出てきて難しく感じた部分もあったかと思いますが、分からないところを繰り返し見れるようにコメント欄に目次を貼っておきますので、チャンネル登録して何度も見ていただきたいと思っています。
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この動画は以上です。
それでは、また次回!
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