こんにちは、宇野です。
この動画では、NDフィルターについて解説します。
【NDフィルター】屋外での撮影には必須のNDフィルターとは?(YouTube)
1:NDフィルターとは?
NDフィルターとは、Neutral Density Filterの略で直訳すると「中立な濃度のフィルター」という意味です。
レンズから入る光の量を減らすために取り付けるグレーのフィルターで、サングラスと同じような役割をします。
眩しい時にサングラスをすると見やすくなるのと同じで、明る過ぎて白飛びするような時にNDフィルターを付けるとハッキリ映すことができます。
NDフィルターにはND4とかND8と番号が付いています。
ND4は、光量を1/4にしてND8は光量を1/8にします。
2:絞りとシャッタースピードとの関係性
映像の露出を決める要素は、「絞り」「シャッタースピード」「ISO感度」の3つです。
NDフィルターは光量を調整するので、絞りとシャッタースピードと大きく関係してきます。
絞りの値、F値を小さくするとボケを作ることができますが、光がたくさん入り明るくなりすぎてしまう場合があります。また、24fpsでの適正のシャッタースピードは1/50秒ですが、日光がガンガン出ている時は明るくなり過ぎてしまうことがあります。
開放しぼりで適正のシャッタースピードにして撮影したいけれど明るくなりすぎてしまう…という時に使うのがNDフィルターです。
NDフィルターを付けていない映像はこちらです。
12月の天気が良い日中でも、このように光が入り過ぎてしまいはっきりしません。
そして、NDフィルターを使うと、このようになります。
このように映像がハッキリします。
3:適切なNDフィルター
ここまで動画を見てくださった方は、NDフィルターの重要性を理解し購入を検討していると思います。
しかし、大きな問題があります。
それは、撮影する被写体、時間帯、天候、表現方法によって適切なNDフィルターは違うということです。
NDフィルターの濃度は同じでもレンズのサイズによって付けることができないので、複数のレンズを使っている場合は使い回すこともできません。ですので、屋外で最も良く使うレンズに合うND4とND8のNDフィルターを買い、対応できないくらいに明るい場合は、重ねて使うことをオススメします。
ND4とND8を重ねるとND32相当になります。
僕の経験上、ND32でも露出オーバーになるということは今までありませんでした。
また、日中に屋外で撮影する頻度が高い方は、屋外で最も良く使うレンズに合う可変式のNDフィルターを購入することを僕はおすすめします。
可変式のNDフィルターは、1つのNDフィルターで濃度を変えることができるので、とても便利だと思います。
まとめ
はい、いかがでしたでしょうか?
この動画では、レンズから入る光の量を減らすために取り付けるNDフィルターについて解説しました。
この動画が参考になったと思っていただけたらチャンネル登録、よろしくお願いします。
編集後記
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それでは、また次回!