こんにちは、宇野です。
被写体の背景や手前にボケを作って被写体が強調される立体感がある動画を撮りたい!という方も多いと思います。
その「ボケ」を作る為に大きく関わるのが「絞り」です。
絞りの値をF値と言い、このf値を調整してボケを作ります。
この動画では、「F値」についてお話ししていきます。
今回もできるだけシンプルにわかりやすく解説していきますので、最後まで観ていただければ幸いです。
【絞り】動画撮影の絞りについて(YouTube)
1:F値とは?
カメラのレンズの内部には金属の板が複数あり、穴を大きくしたり小さくして光の量を調整します。
レンズを通る光の量を調整することを「絞り」と呼び、その光の量を「f1.4」「f1.8」「f2」といったように数値化したモノが「F値」です。
穴を広げると光がたくさん入り、穴を狭めると少しの光しか通しません。
少し混乱するかもしれませんが、F値が小さいほど絞りの穴が広いことになります。
例えば、「F2」と「F10」を比べると…
「F2」の方が穴が広いので、光を取り込む量が多いため明るい映像になり「F10」は穴が狭いので光を取り込む量が少ないので暗い映像になります。
ちなみに、レンズの絞りを最大に開いた状態を「開放絞り」と言い、この状態のF値を「開放F値」と言います。
2:ぼけを作る重要な要素
F値はカメラに入る光の量を調整すると同時に「ぼけ」を作る効果があります。
F値を低くするとぼけ感を作りやすいということになります。
ただし、ぼけを作るには、カメラと被写体、背景の距離感によって変わってきますので注意しましょう。
基本的に、カメラと被写体の距離を近づけ、被写体と背景の距離を遠ざけ、フォーカスをしっかり被写体に合わせてF値を解放すれば、強い背景ぼけを作ることができます。
まとめ
はい、いかがでしたでしょうか?
この動画では、絞り「F値」についてシンプルに解説しました。
F値をコントロールできるようになって、自由自在にぼけを作って立体感がある動画を撮れるようになってください。
この動画が参考になったと思っていただけたらチャンネル登録よろしくお願いします。
編集後記
太陽がガンガン出ている時に「開放F値」で撮影しようとすると、明るくなりすぎて白飛びすることがあります。そんな時は、NDフィルターを使うことをお勧めします。
NDフィルターは、レンズのサングラスのようなモノです。
次回の動画では「ISO感度」についてお話ししていきます。
編集後記
「これから動画編集スキルを効率良く身につけたい!」という方向けに「動画編集の基礎をゼロからステップバイステップで学ぶ」ことができる「Premiere Proの基本操作」という完全無料の動画をご用意しましたのでご覧ください。
最後までありがとうございます、それでは、また次回!