こんにちは、宇野です。
この動画では、動画撮影で役立つ基本的な7つのカメラワークについてお話ししていきます。
カメラワークとは、どのようにカメラを動かして被写体を撮影するのか…という撮影技法のことです。
- どのような動画を撮影するのか…
- どのようなメッセージを伝えたいのか…
これらは、カメラワークによって大きく変わってきますので、基本的なカメラワークの特徴と効果を理解し撮影方法を身につけて実践してみていただきたいと思います。
【カメラワーク】動画撮影に役立つ7つのカメラワーク(YouTube)
1:フィックス / 固定撮影
1つ目は、固定撮影です。
名前の通り、カメラを固定し撮影するカメラワークです。
基本的には、三脚などにカメラを固定し動かさずに撮影します。
固定撮影は、カメラの動きがないので手ブレを防ぎ安定した映像を撮影したい場合、セミナー動画や対談動画などに適したカメラワークです。
2:パン撮影
2つ目は、パン撮影です。
正確には、左から右にカメラを振ることをパンと呼び、右から左にカメラを振ることを逆パンと呼びますが両方ともパン撮影で通じます。
カメラを手に持って左右にカメラというか体ごと動かして撮影することでブレのない映像を撮ることができますが、より安定した映像を撮りたい場合は、ジンバルやパン棒を付けた三脚を使うことをオススメします。
基本的にジンバルにはジョイスティックがついているので、これを使って左右に動かすことができます。
三脚にカメラを固定した状態でもパン棒があればスムーズな動きで撮影できます。
パン撮影は、広大さを伝えたいときや被写体を順番通りに伝えたい時、被写体の位置関係を伝えたい時などに適したカメラワークです。
3:ティルト撮影
3つ目は、ティルト撮影です。
パン撮影はカメラを左右に振るカメラワークでしたが、ティルトはカメラを上下に振るカメラワークです。
下から上にカメラを振ることをティルトアップ、上から下にカメラを振ることをティルトダウンと言います。
パン撮影同様に、このようにカメラを手に持って上下にカメラというか体ごと動かして撮影することでブレのない映像を撮ることができますが、より安定した映像を撮りたい場合は、ジンバルやパン棒を付けた三脚を使うことをオススメします。
ジンバルのジョイスティックで上下に動かすことができます。
三脚にカメラを固定した状態でもパン棒を使えばスムーズな動きでティルト撮影ができます。
ティルト撮影は、滝や高層ビルなど縦に長い被写体を伝えたいときや被写体の全貌を徐々に伝えたい時などに適したカメラワークです。
4:ズーム撮影
4つ目は、ズーム撮影です。
ズームはカメラの焦点距離を変えるカメラワークです。
広角からアップにすることをズームイン、アップから広角にすることをズームアウトと言います。
望遠レンズのここを回すとズームイン、ズームアウトができます。
ちなみに、単焦点レンズといって望遠機能が付いていないレンズの場合はできませんので注意しましょう。
広大な場所から被写体へズームインすると、被写体がいる場所を先に伝えることができ、被写体から全体へズームアウトすると被写体の様子が先に伝わり場所が後から伝わります。
5:ドリー撮影
5つ目は、ドリー撮影です。
ドリーとは台車のことで、台車に乗って前後に移動しているかのように、ズーム機能を使わずに撮影者自身が前後に動いて撮影するカメラワークのことです。
被写体に近づき撮影することをドリーイン、被写体から遠ざかることをドリーアウトと言います。
自分自身が前後に動きながら撮影するので手持ちだと手ブレが入ってしまいがちです。
手ブレを防ぎ、滑らかで安定した映像を撮る為には、ジンバルを使うことをオススメします。
ジンバルを使えば、滑らかな映像を撮ることができます。
自分自身が動くので、人の目に近い表現になり、ズームよりも立体感や遠近感を出すことができます。
6:トラック撮影
6つ目は、トラック撮影です。
動く被写体に対して、追随して撮影するカメラワークです。
パン撮影は自分自身は動きませんでしたが、トラック撮影は自分も動いて撮影します。
ドリー撮影同様に、自分自身が動きながら撮影するので手持ちだと手ブレが入ってしまいがちです。
手ブレを防ぎ、滑らかで安定した映像を撮る為にはジンバルを使うことをオススメします。
ジンバルを使えば、滑らかな映像を撮ることができます。
臨場感を出すことができるカメラワークです。
7:スピン撮影
最後7つ目は、スピン撮影です。
スピン撮影は、被写体を軸にしてコンパスのように回りながら撮影するカメラワークです。
ドリー撮影やトラック撮影同様に、自分自身が動きながら撮影するので手持ちだと手ブレが入ってしまいがちです。
手ブレを防ぎ、滑らかで安定した映像を撮る為には、ジンバルを使うことをオススメします。
ジンバルを使えば、滑らかな映像を撮ることができます。
被写体の背景がどんどん変化し、被写体の周囲を伝えることができます。
まとめ
はい、いかがでしたでしょうか?
この動画では、動画撮影で役立つ基本的な7つのカメラワークについて解説しました。
この7つのカメラワークを練習して安定した動画を撮ることができるようになれば、動画の幅が広がります。
この動画が参考になったと思っていただけたらチャンネル登録、よろしくお願いします。
編集後記
今回ご紹介したカメラワークに様々な構図を組み合わせることで、より動画の幅を広げることができます。
次回は、構図についてお話ししていきます。
「これから動画編集スキルを効率良く身につけたい!」という方向けに「動画編集の基礎をゼロからステップバイステップで学ぶ」ことができる「Premiere Proの基本操作」という完全無料の動画をご用意しましたのでご覧ください。
最後までありがとうございます、それでは、また次回!